スイートコーン味来390の育て方|パイオニアの高糖度品種

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とうもろこしの一品種である味来390(パイオニア)の特徴や栽培方法などを紹介します。
味来390は「世界一の味」、スイートコーンと言うよりも果物です!
生でそのまま食べると果物のような脅威のトウモロコシ。
その他の野菜の栽培方法はこちらです 野菜一覧表

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味来390の特徴

採ったら直ぐに生で食べます。
他の特徴よりなによりも、食べたときの甘さとジューシーさ、そして粒皮の柔らかさ。
畑で採って直ぐにそのまま(生のまま)食べてください。
想像外の味で誰でもビックリします。

スイートコーンのあり方を変えてしまった味来390。
「世界一の味」と言われてるのが納得できると思います。

このおいしさが最大になるのは採り立て直後。
数時間で普通のスイートコーンになってしまいます。
この最大のおいしさを味わうには、自作して目の前で採って直ぐ囓るしか方法がありません。
つまり作った人しか経験できないんです。

このまま齧り付く。
想像を越えた味です。

来歴

スイートコーンの歴史はなかかなか面白いです。
筆者が味来390を初めて知ったのはもう20年以上前ですが、その時の種の値段があまりに高いのでびっくりし、あれこれ調べました。

<スイートコーン>
元々トウモロコシの技術はアメリカが世界で圧倒的に強いです。
ハニーバンタムとか聞いたことが有ると思いますが、あれはサカタがアメリカの種苗会社から販売権を入手して売り出したトウモロコシでした。
このハニーバンタムから「スイートコーン」と言う言葉がメジャーになった気がします。

<ミラクル・スイートコーン>
この後に出てきたのが味来390でした。
これは「ミラクル・スイートコーン」と言う凄いキャッチのトウモロコシ。
売り出したのはサカタではなく「パイオニア ハイブレッド ジャパン」という会社です。
釣られて購入して食べてびっくりでした。

味来390は一代雑種(F1)と発表されていますが、実は固定種(自家採取で増やせる)ではないのか?と言う疑問もあり、未だにどちらかハッキリしていないトウモロコシです。

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種蒔き

その他の野菜の栽培方法はこちらです 野菜一覧表

十分に暖かくなってから種を蒔きます。
気を付けるのは発芽温度だけです(5月下旬を過ぎれば簡単に発芽します)。
地温で25℃ほどは欲しいので、寒いようならビニールやポリキャップを載せるなど、あれこれ工夫してみて下さい。
それでも心配なら加温しての苗作りも可能です。

厳密にはキセニア(他の品種の花粉がかかると交雑する)の発生や、発芽率の悪さなどの欠点がありますが、家庭菜園では気にする必要はないでしょう。

日当たりの良い乾き気味の畑が基本ですが、実はどこでも育てられます(庭でも可)。
元々トウモロコシは丈夫な野菜で、難しい土地の条件などはありません。
弱った畑であれば、牛糞堆肥や苦土石灰(pH5.5~8と広い)などを入れてください。
なるべく多くの株を育てた方が実入りが良くなるので、できれば広目の畑を使いますが、2m四方ほどの畑でも十分に実入りします。

種は畑に直播き(苗作りも可)。
雨を待って、畑に30cmごとに2粒ずつ点蒔きし、土を1cmほどかけて圧着。
一週間ほどで発芽します。
3粒蒔きを薦めてますが、高価な種なので2粒で行きましょう。

間引き

本葉が3~5枚ほどになったら間引いて一本にします。
間引くときに土が動くようなら散水。
庭で育てているのなら化成肥料をパラパラッと撒きます(畑なら不要)。

トウモロコシは肥料を吸う力が強いので、前作の残り肥料で十分に育ちます。
畑をリセットするために、肥料をやらないのも手です。

育成

雄花が咲いて後から雌花が付きます。
タイミング的に数日のズレがありますが、雌花が咲いて髭が伸びてきたら、雄花を切り取って髭に花粉を振りかけて下さい。
髭一本が一つの実になるので、しっかり受粉させないと勿体ない。

太ってきたら時々先端を剥いて充実度を見てください。
先の方まで実が付いてきたら間もなく収穫。
遅れるよりは早い方が美味しいです。

味よりも大量収穫を望むのであれば、雄花が見えたタイミングで一回目の追肥を行います。
続いて雌花が見えたタイミングで二回目の追肥です(追肥はこれで終わり)。

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収穫

収穫したら、畑でそのまま即座に食べます。
最高を味わえるのは今だけです。
大きい方から早めに収穫を始め、小さいのは畑に残して育てながら食べると、長期に亘って楽しめます。

保存したり加熱して食べるのなら、他のトウモロコシでもできます。
この味来390だけは是非とも「その場で生で」食べてください。
保存はすっぱりと諦めましょう。

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