分圧することで微少電流を測ることが出来ます。
そしてこの分圧した電圧をCPUで読み取る・・・微少電流計が作れます。
微少電流計を作るための前準備。
分圧の基本原理
3.3Vに負荷50Kを繋いだときの消費電流は 3.3÷50.000K=0.066mA=66μA なはず。
この50Kに100Ωの抵抗を直列に入れて、テスターで①の電圧を測ると 6.6mVになった。
分圧の自動計算ページより 3.3 – 3.2934 = 6.6mV・・・合ってる。ってことは
100Ωを使い①で電圧を測り、その値を10倍すれば電流値になる。
6.6mVと表示されたら66μA
10.0mVと表示されたら100μA
100.0mVと表示されたら1000μA=1mA
もし10Ωを使うなら
0.6mVと表示されたら60μA
6.0mVと表示されたら600μA
60.0mVと表示されたら6000μA=6mA
と読み取る。
※筆者が使ってるテスターの最小レンジは0.1mVなので 100Ωが良さげ。
10Ωだと 0.6mV=60μA 0.1mV=10μA・・・最小レンジ以下は測れない
100Ωだと 6.6mV=66μA 1.1mV=11μA ・・・ これなら1μA単位まで読み取れる
※シャント抵抗の 値がでかいけど、負荷との差が大きいからOKってことで。
もし100Ωを繋いだとしても 3.3÷50.100K=0.0658mA=65.8μAだから大差無く測れる。
負荷の抵抗値が大きいなら(=消費電流が微少なら)、シャント抵抗をでかくすれば測れる。
※シャント抵抗と負荷の消費電流による電圧低下について。
100Ωだと 100 × 0.001(1mA) = 0.1V低下・・・1mA以下を測るなら100Ωを使う。
10Ωだと 10 × 0.01(10mA) = 0.1V低下・・・10mA 〃 10Ωを使う。
1Ωだと 1 × 0.1(100mA) = 0.1V低下・・・100mA 〃 1Ωを使う。
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