イチゴ栽培は全く手間がかかりません。
一度植えれば、ほぼ永久に実がなります(宿根草)。
ただし「大量に食べたい & 酸っぱいのはちょっと」なら、5年毎ぐらいに植え替えが必要です。
イチゴは5年ほどで実が小さく酸っぱくなりますが、植え替えれば復活します。
苗の入手
その他の野菜の栽培方法はこちらです 野菜一覧表
プロ農家の技を知りたい場合は、こちらのタキイ種苗のイチゴ栽培 をご覧ください。
イチゴは一度増やしてしまえば、何年間でも大量に食べられます。
「楽してうまいものを食べる」家庭菜園には、とても向いてます。
どこからか苗を手に入れてください。HCのイチゴ苗の価格比較記事
品種はどれでも大差ありませんが、必ず一季なりの品種を入手します。
園芸店かホームセンターで売れ残りの苗でも構わないので入手してください。
一本でも良いのですが安全を見るなら数本購入します。
ここでは5本で300円の売れ残りの「宝交早生」を使ってます。
<一季なり>
一年に1度だけ旬の時期(5~6月ごろ)に収穫することができるイチゴです。
<四季なり>
年中花が咲き、季節を問わず収穫することができます。
食味は大味で美味しくありません。また追肥が必要なので手間もかかります。
4/21
前年の初冬に植え付けた苗。
品種は宝交早生。
この写真は冬越えした翌年です。
植えつけ
植える場所は陽当たりの良いところなら確実に豊産です。
「日陰でも育つ」と言われてますが日向の方が良い。
「増やす前提」で植えつけます。
翌年には10~20倍に増やすつもりなので、直径2mぐらいの畑の真ん中にイチゴ苗を一本植えつけます。
夏前からランナーがボンボン伸びるので、畑は広く確保しておいてください。
肥料分は堆肥で補います。
植え付けるときに堆肥も混ぜ込んでください。
堆肥の肥料成分は一度入れれば半年は持つので、手抜き栽培にはぴったり。
牛糞堆肥であれば肥料分が多くないのでイチゴにも向いてます。
万が一、葉っぱの色が薄緑になったら液肥や化成肥料を入れますが、こんなことは滅多におきません(近くで野菜などを栽培してるのであれば、流れ込んでくる肥料だけで間に合います)。
5/18
苗を買った翌年にはもうこんなに実が付きます。
家庭菜園では摘果などは不要でしょう。
スポンサーリンク
収穫
6月には収穫開始。
ヒヨドリなどに食べられるようなら網掛け(受粉用の虫が通れるサイズの網)してください。
6/7
間もなく収穫。
苗5本分。
イチゴ山を作る
夏前からランナーが伸び始めます。
ランナーから根が出たら切り離して他の畑に植えるのが標準的な手法ですが、このままほっといても十分に増えます。
何十本も出てくるので、あまり混まないようにランナーの位置を少し動かして調節してやります。
あとは放任で構いません。 秋になる頃には全部のランナーが根付きます。
これを毎年繰り返せば「イチゴ山」状態になります。
翌年の5/11
更に翌年の4/27
イチゴ山。
5/30
ヒヨドリ避けの網。
スポンサーリンク
引っ越し
3年ほどランナーで増殖すると、もう「そんなに要らない」となるかもしれません。
こうなったらランナーは放置です・・・これまでも殆ど放置ですが。
更に数年すると実が小さくなり、味も酸っぱくなってきます。
引っ越し作業をしましょう。
新しい畑にランナーを移植します。
ランナーを移植する場合は、良い実の取れた株のランナーを使います。
夏を越えてから親株から切り離して新しい畑に定植。
これでまた再出発です。
ランナーから伸びた根が地面にしっかり入るのを待ちます。
タイミングを合わせて移植先の畑を準備してください。
ランナーを切り離し、スコップで根ごと掘り出します。
スコップに載せたまま移植先に持っていって植えるだけ。
イチゴの苗は丈夫なので、この方法で十分に活着します。
6/10
完熟したのだけを選んで採ります。
肥料など無くても十分に美味しいイチゴが収穫出来ます。
採り立ての酸っぱいのも良いし、追熟した甘いのも美味しい。
コメント