山椒の木から実を集めて「粉山椒(花椒)」を作りましょう。
体に良い効能があり色々なレシピにも引っ張りだこ。
使うときにミルで挽けば最高の香り。
秋になったら忘れずに実を集めてください。
ここでご紹介するのは花椒(熟した実を乾燥させて作る)です。
熟す前の実を加熱・乾燥させる山椒よりも、強烈な香りと味が特徴です。
山椒の木の生える場所
その他の野菜の栽培方法はこちらです 野菜一覧表
山椒の木は木陰に生えてきます。
山鳩や小鳥の糞に混ざった種が落ちて自然発生。
ここでは庭のあちこちに山椒の木が生えてますが、どれも木陰に生えてます(山椒は「木陰が好き」)。
ご自宅の庭のほんのちょっとした木陰や、北側の陽の当たらない目立たない場所を覗いてみてください。
もし小さい苗でもあれば大事にしてやれば、数年で実が付くかもしれません(山椒はオス・メスがあり、実の付くのはメスの木)。
山椒は必ず木陰に生えます。
山椒の実(春)
岩手中部では5月下旬には実を付け始めます(6/10頃までは中に硬い種が無いので料理に使えます)。
この若い実を焼酎に漬けておいて料理に使います(冷凍すると冷凍庫臭くなる)。
春先のキャラブキや昆布の佃煮に混ぜる。
→ 熱々ご飯に抜群に合います。
指先で潰れない程度に大きくなってきたら、もう硬いので放置。
そして9月になると山鳩が実を食べに来ます。
山椒の実を収穫する時期です。
春先の山椒の実。
山椒の実(秋)
自然に赤くなった実を集めます。
この実を数日干すだけで完成です。
青い実を電子レンジやフライパンで炒める方法もありますが、自然のまま熟した実を使う「花椒」の方がずっと香りが立ちます。
自宅に山椒の木があるなら、是非とも赤くなった実を使ってください。
アク抜きや加熱など余計な事はせず、実をそのまま使って最強の花椒を作ります。
夏を過ぎた頃から注意して見張ってください。
山鳩はこの種(黒い部分)を食べに来ます。
粉山椒には赤い皮を使います。
山鳩が食べる前に少しだけ分けて貰います。
これだけあると3年は使えます。
青さが残った実も混ざってますが、干せば赤くなります。
数日干すと、種と皮が分かれます。
この「皮」を集めます。
数日干して種と皮が分かれたら、皮だけを選り分けて集め、更に干します。
カリカリになったら完成。
湿気ないよう瓶に入れてください。
使うときは、ほんの少量をミルに入れてガリガリして振りかけます。
かなり強烈なので、試しながらちょっとずつ使ってください。
サンマの塩焼きや、イワシ、サバ、味噌汁、炒め物、生姜焼き、肉料理全般、意外なところでは白菜の塩漬けなどにも合います。
山椒の木を見付けたら、是非作ってみてください。
しっかり乾いたら保管しておき、使うときにミルに少量入れて挽きます。
強烈なのでかけ過ぎないように注意。
自作するとなんでも「強烈」になります。
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