マキタの18Vバッテリー工具|互換性のあるバッテリーは?

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バッテリーで動く道具が増えてきました。
電池の性能が向上してきたので、パワーや稼働時間もそこそこあります。
チェンソー、刈払機、掃除機の使用感と、某国製の互換バッテリーの性能をご紹介します。

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バッテリー電動工具の長所と短所

バッテリーの性能向上に伴い、携帯可能な電動工具が使いやすくなってきました。
バッテリーで動かす電動工具は、エンジンに比べて取り扱いが簡単なので、そろそろ電動に置き換えても良いのではないでしょうか。
電動工具にすると「エンジン部分のメンテナンスが不要」と言う、大きなアドバンテージを得ることができます。
その代わりエンジンほどはパワーが無く、また長時間は動かせません。

この記事では、チェンソー、刈払機、掃除機をバッテリー式の電動に置き換え、実際に2年間使ってみて感じた長所や短所を紹介します。

長所:エンジンが無い

エンジンが無いので軽い。
ガソリンもオイルも不要。
ガソリンの置き場も不要になるし、混合ガソリンなどを作る手間も有りません。
もちろんオイル交換やフィルター掃除も不要です。
当然のことですが排気音が無いので至って静か。

短所:やや非力

エンジンと比べるとややパワーが落ちます。
ハイパワー機もありますが、それなりに高価になります。
また作業時間が短くなります(予備バッテリーでカバー)。

チェンソー

それほど太くない木を切るときや、枝払い、庭木の手入れなどにマキタの電動チェンソーMUC204DZ(青タイプ)を使っています。

大木を切るときはエンジンチェンソーを使いますが、普段使いは電動チェンソーで十分。
なにしろ「混合燃料を作らなくて良い」し「音が静か」だし「片手で扱える」し「後片付けが簡単」なのもとても良く「大きめのノコギリ」のような雰囲気で使えます。
ちょっと頑張れば30cmほどの丸太も切れるので、エンジンチェンソーはほぼ出番が無くなりました。

ここでは冬の雪の重さで直径10cm以上の枝が落ちてくることがあるのですが、こう言う落ち枝を片付けるのにとても重宝してます。
庭木の手入れも、もうノコギリの出番はないとまで言えるほど便利です。

チェンソーは、歯がぐるぐる回ってるので、ブルーベリーの枝払いなども、横にガーッっと振り回せば一瞬で片付いちゃう・・・刈払機のような雰囲気で使えます。
太さ30cm以下の木は全部これの出番。
なおメンテナンス用の道具や防具は、エンジンチェンソー用を流用してます(実は非常に危険な道具なので、くれぐれも気を付けて下さい)。

これを使う上で大事なのは刃をこまめに研ぐこと。
エンジンチェンソーに比べると力が弱いので、刃をこまめに研いでおくと負荷が減るので快適に使えます。
チェンソーは「刃の力で切る、木に押しつけない」です。
それとソーチェインの張りを気持ゆるくして、モーターの負荷を減らしてやる。

バッテリーはマキタの掃除機用に購入したものを流用してます。
18Vの中華製のバッテリー2本、充電器も中華製。
中華バッテリーへの急速充電は危険そうなので、充電器も急速充電のできない中華製にしてます。
バッテリーと充電器も2年以上使ってますが、なんら問題は出ていません。

そう言えばこのチェンソーにはソーチェインの刃の幅が薄いタイプMUC204DGNR(赤タイプ)も出てます。
こっちの方が更に切れ味が良いと思いますが、私はエンジンチェンソーの刃を研ぐ道具を流用したいので青タイプを使ってます。
なおガイドバーとソーチェインを交換すれば、簡単に赤タイプになりそうです。
例えばこちらで入手可能なようです。
・サムライ 1/4 1.1mm 9インチ スプロケットノーズ ¥4750
・サムライ ソーチェン 1411SP 56コマ  1/4 1.1mm¥2500
・3.2mmヤスリ¥880
・その他デプスゲージなど
買って試してはいませんが、この辺りで良いんじゃないかと思います(メールで質問をすれば確実かも)。
でも青タイプも十分良く切れますよ。刃の幅があるので切れ味も結構持続します。

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刈払機

本気で草刈りするときは、HONDAの背負い式の刈払機を使いますが、ちょっとそこらを刈りたいときには、このマキタの電動式が便利。
バッテリーは掃除機やチェンソーと共通。刈刃はHONDAと共通です。

連続で30分ほど作業できます。
「そろそろ一休みするかな」と言う程度は動くので手頃。

普段は縁側に面した廊下に立てかけてあります。
使うときは縁側からひょいと外に出て草刈り開始・・・この手軽さが良い。
手軽に刈れるんで草刈り頻度が上がり、結果、庭がそれまでよりも綺麗になってます。

手軽さの長所はあるけど不満が。
1.加速用のアクセルが付いてない。
2.頭が少し重い。

1.加速用アクセルが付いてない。
HONDAの刈払機のアクセルを見てもらえば分かりますが、HONDAのは非常に良く考えられてる。
長い方を握れば常用回転数で作業ができ、短い方を人差し指で握れば一挙に最高回転になる。
手を放さずに回転数を自由にコントロール可能・・・考えたやつエライ!
ホント、良く考えられてます。

黄色いレバーの長い方は常用回転用、短い方は最高回転用。
間にあるのは常用回転数の調節用トリムです。上の赤いのはキルスイッチ。

草刈りしてると草の濃い場所や、灌木などがあったときに、最高回転が欲しくなります。
思いっきり刈刃を回しておいて、その回転の勢いで切る。
そして濃い場所を切り終わったら、人差し指を離せば常用回転に戻る。

一方、マキタの刈払機は、回転数を変えるのにいちいちハンドルから手を放してボタンを押さないとならない。しかも手袋をした手で。
これじゃ面倒くさくて「いいや、常用回転数のままでやっちゃえ。あ~切れないな~」となる。

ずっとHONDAが当たり前だと思ってたから、マキタの考えの無さが悲しくなりました。
まぁ値段が倍も違うから仕方ないことではあります。

ハンドル(右側の黒い部分)から離れた場所に「ちっこい」速度変更用の押しボタンが付いてます。

荒っぽい野良作業をしてるときに、こんなにデリケートな小さいボタンじゃ・・・

2.頭が少し重い。
刈刃を回転させるモーターが、刈刃の直上に付いてるので、刈刃+モーターの重さを支えながらの作業になります。
下の方を刈ってる時は気にならないですが、崖地や上方向の草を刈るときは結構負担が来ます。
ループハンドルだと片手なだけに余計重さを感じるのかも。
マキタのこの刈払機は「地面に生えてる濃くない草刈り用」=「お庭の草刈り用」と考えて使えって事かもです。

刈刃の直上に電動モーターが付いてます。

掃除機

最初に買ったコードレス掃除機は、マキタのCL110DWI(10.8V内蔵式バッテリー)です。
これがなかなか便利なので、次にCL181FDZW(本体のみで18V外付けバッテリー無し)を購入しました。
掃除機に電線が無いだけでこんなに便利とは・・・感動しました。
とは言ってもさすがに10.8Vタイプは吸引力が弱くて、ちょっとじれったい。なので18Vタイプも買ってしまいました。

10.8Vタイプ

10.8Vのは現在、私の横に置いてます。
いつも畳に座椅子を置いて作業をしてますが、ちょっとしたゴミや猫の毛を座ったままで掃除するのに丁度。
ゴミがつまると吸引力が直ぐ落ちるので、週に一度ぐらいは縁側でゴミ捨てしてます(紙パックでは無くカプセル式なので、蓋を外して捨てて、刷毛でパタパタすれば綺麗になります)。

ホースは常に短いまま。
これで本気で掃除する気はない。

18Vタイプ

18Vタイプの方は、これはもう普通の掃除機並みの吸引力。
とは言ってもAC100Vの掃除機ほどは強くない。
強くはないですが、この程度のパワーがあれば家の中の掃除には十分じゃないでしょうか。

筆者の家は古民家でして、室内は板敷きと畳なので、それほど吸引力が無くても綺麗になるようです。
吸引力よりも電線が無いのが最高に有り難い。
なにせ広いだけの家なんで、電線掃除機だと全部掃除するためには、3回も4回もコンセントを差し替えたり、電線が引っかかったりでイライラしてました → 結果、あんまり掃除しなくなる。
電線掃除機で低頻度掃除より、この18V掃除機で高頻度掃除(それもイライラせずに)する方がずっと健康的です。しかも掃除機本体は8千円以下。

18V掃除機のために中華製バッテリーを2個買いました。充電器も低速充電の中華製です(中華製バッテリーにマキタの高速充電器は怖い)。
バッテリーは2個買いましたが、一度の掃除では1個しか使いません。1個でも掃除後に容量が残ってます。

それとサイクロンアタッチメント!
これは良いですね~
ゴミ捨てが簡単だし、カプセルにゴミが行かないし、しかもゴミが見えるんで楽しく掃除できます。
我が家では電線掃除機は納戸へ行きました。もう出番は無いかも。
ちなみに私が買った家庭電化製品のなかでは、この掃除機が一番役立ってるんだそうです。

板の間や畳で使うなら十分な吸引力です。

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