黒田五寸ニンジンの栽培方法とレシピを紹介します。
時期を合わせ丁寧に播種することで見事なニンジンを栽培することができます。
昔からの「ニンジンらしいニンジン」を食べてみて下さい。
黒田五寸
その他の野菜の栽培方法はこちらです 野菜一覧表
黒田五寸ニンジンは、とても良い香りがします。ニンジン栽培に関連する記事
また芯の部分までポリンポリンで、ぱきんと割れるような食べ心地(芯の繊維っぽい部分が無い)。
間引いた葉っぱもとてもおいしい。
栽培は少し手間ですが、ぜひ作って食べてみて下さい。
※種や資材の購入用のリンクは、ページ下部にあります。
種蒔きから40日後の黒田五寸。
この頃から間引きを食べ始めます。
この記事で扱っている品種は黒田五寸です(新黒田五寸も殆ど変わりありません)。
売り出し中の新品種のニンジンを何種類か食べてみましたが、結局この黒田五寸に戻ってきてしまいました。
やはり黒田五寸が一番おいしい。
黒田五寸の特徴
長崎県大村市の記事より抜粋
耐暑性が非常に強く、草勢の旺盛な夏播き型品種です。
根色はニンジン品種中、最も濃く、中心部まで濃紅橙色(紅心)。
カロチン含有量が非常に高い。
肉質は軟らかくニンジン臭が無く、食味は最高。
特に生食やジュースなどヘルシー食品としても最適です。
黒田五寸の育て方
使用品種:黒田五寸
播種時期:5~7月(梅雨明け前に最後の種蒔き)
発芽地温:15~25℃
栽培温度:20℃前後
連作障害:あり(1~2年)
好適土壌:pH5.5~6.5
畝高:標準
畝幅:120cm(土寄せ用に広目に)
※岩手県中部に於ける、ここ10年ほどの実績に基づいています。
本葉3枚以上で10℃以下が続くと、その後で抽苔するので、岩手県中部では5月中旬以降に種蒔きするのが安全です(なお7月下旬に蒔くと翌年の4月でも収穫可能)。 気象庁気温データ
ニンジンは「発芽すれば成功」と言われていますが、揃った立派なニンジンが欲しいのなら、発芽後の間引きや中耕も大事です。
ここまでおいしいニンジンだと「折角だから立派なのが欲しい」と思うのは当たり前ですよね。
と言う事でニンジンはあまり手抜きせずに作ります。
若いうちの間引き菜。
天ぷらや素揚げがおいしい。
種蒔き
ニンジンは発芽させるのがメインの作業になります(種蒔きが一番大事)。
なにしろ発芽しないと先に進めません。
種蒔きのコツは「しっかり固めた所に種を蒔く」。
ふわふわの場所に種を蒔くと水分を保持できず発芽しません(毛細管現象が効くように土をしっかり押し固める)。
畑に入れる資材は、牛糞堆肥、苦土石灰、化成肥料。
土のpHは5.5~6.5、酸性だと発芽が遅くなるので苦土石灰を使ってpHを調節します。
堆肥と肥料は畑の性能により加減しますが、概ね堆肥1kg/㎡、化成肥料50g/㎡。
畝幅120cmに2列蒔きます(両側からも土寄せしやすいように広目の畝にする)。
10ml入りの小袋の種を5m×2列(合計10m)に蒔くのが手頃です。
あまり濃く撒くと間引きが手間だし、少ないと歯抜けになります。
種蒔きし新聞紙や籾殻で保湿する。
籾殻を使う場合の種蒔きの手順です。
この手順通りにすれば一週間ほどで綺麗に発芽します。
- 元肥(牛糞堆肥+苦土石灰+化成肥料)を入れて、畝立てして水平に整地 。
播種後の水が均等に流れるよう、なるべく水平になるように整地します。
水平じゃないと隙間だらけの発芽になったりします。 - 雨を待つ(これが一番大事)
雨が降り地面の下の方まで水が回るのを待ってください。
雨が降るまで種蒔きしません。 - 種を蒔く溝を付ける。
幅120cmの畝の端から、30cm内側に種蒔きします。
種を蒔くラインに直径2~3cmの棒を置き、両手でぐっと押しつけます。
せっかくフワフワの畑なのに、勿体ないと思ってはダメです。
ここはしっかり押しつけて、固い溝を付けて下さい。 - 種を蒔く。
溝の中に種を隙間無く落としていきます。
種への事前吸水は必要ありません(吸水すると蒔きにくい)。
吸水した場合は蛎殻石灰や糠などと混ぜてから蒔きます。 - 覆土。
土で覆います。遠慮無く5mmかけて下さい。
好光性種子とは言え、光より水分優先です。
もし土質が悪いなら培養土を使います。 - 棒で鎮圧。
覆土の上から棒で押しつけます(土と種を密着させる)。
やりにくいようなら拳で押しつけて下さい。 - 籾殻でカバーする。
土で覆った上に籾殻を薄く載せます(光は通しつつ水分維持に役立つ)。 - 水遣り。
中途半端な水遣りは「百害あって一利なし」なので、たっぷりやります。
毎日見張り、土が湿気てないようなら水をやって下さい(土が黒く湿気ているなら水は不要です。やたら水遣りすると発芽しません)。
この手順で綺麗に発芽が揃います。
大事なのは「鎮圧した場所に種を蒔く」こと。
菜園をしていると、足跡に草が生えるのを経験しますよね、つまりあれです。
慣れないと折角の畝を固くするのに抵抗があるでしょうが、ニンジンやほうれん草には必要です。
手前の二列の線が入ってる部分。
10mLの種を5m×2列に蒔きます。
播種から14日後。
不織布や新聞紙で湿気を保ち、水遣りに気を付ければ発芽します(籾殻をお薦めします)。
間引き・中耕・土寄せ、そして追肥
以下は、大きく揃ったニンジンを採るための作業です。
大きくても小さくても味に変わりはないので、やらなくても構わないのですが、それでも間引きだけはやった方が良いでしょう。
- 種蒔きをして芽が出てからも、一ヶ月程度は土を乾かさないように注意。
- 本葉が7~8枚になるまでが一番大事な時期です。
何回か間引き・追肥・中耕・土寄せをして、最終的に10cm間隔にする。
間引き終わったら、畝間に最後の追肥をして土寄せ(又割れするので以降は肥料禁止)。
この時期に大きさが決まるので、一番大事な作業となります。
以上でニンジンの作業は終わり、後は収穫するだけ。
お疲れ様でした。
土寄せが足りずニンジンの肩が出るようなら追加の土寄せをしてください。
播種から40日ほど経過。
この頃から間引きを始める。
続けてしっかり間引きします。
10cm間隔になったら最後の追肥。
間引いたニンジンはおいしく食べられます。
大きめの間引きは、茎が硬いので、葉っぱだけを使います。
このサイズは「マヨネーズを付けて丸囓り」が一番。
コリコリのポリポリ。
収穫
ニンジン畑を見に行くと思いますが、暇だからと言って、水や追肥などの余計な事をしない方が良いようです。ニンジンが太りすぎて、縦に割れたりします(割れてしまうと料理に使い難い)。
黙って見張り、もしニンジンの肩が出ているようなら土寄せだけはする。
なお7月下旬の播種だと、冬を越えて翌年の4月でも収穫できます。
播種から三ヶ月。
冬を越えたニンジン。
細かいひげ根は削除しました。
ニンジン料理
間引きの葉っぱの天ぷらです。
これが香りよくてなかなか美味い。
間引きでも大きくなってくると茎が硬くなるので、小さいうちに料理してください。
自作の採り立てニンジンは、やはり生が一番。
ドレッシングで良し、スティックにマヨネーズを載せて囓るも良し。
キッコーマン料理レシピより
和風のサラダもいけます。
かために茹でたニンジンを醤油とごま油で和え、青紫蘇と煎りごまをかける。
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