汐止晩生葱は葱坊主の出来るのが遅い分けつネギ品種です。
種からの育て方をご紹介します。
白ネギ・葉ネギで食べられる美味しい品種で、納豆やラーメンにピッタリ!
特徴
暑さ寒さに強く、育ちも良くて栽培しやすいネギ。
晩生の細身のタイプで、葉ネギとしても根深ネギとしても使えます。
白い茎の部分も緑色の葉も非常にやわらかく、快い香りがあります。
1本ネギではなく茎が10本ほどに分かれる分けつネギで、ネギとして手間のない品種。
大きな特徴として、普通の品種より葱坊主が一ヶ月ほど遅れるので、より長期間の収穫が可能。
家庭菜園では分けつ性と共にありがたい特徴です。
- 使用品種は汐止晩生葱
- 連作障害あり(1~2年)
- 発芽適温は地温20℃前後
- 生育適温は20℃前後(-8℃まで耐える)
関東で3中旬以降、東北では3月下旬以降に播種します - pH6~7
粘土質の畑は不可 - 株間10cmで植え付け
分けつするので広目に
ネギ料理
このネギも生がおいしい。
生で食べるとなれば納豆とラーメン。
う~ん、うまい!
納豆にネギ無しとかあり得ない。
付属の納豆のタレよりも醤油が好み。
もう少しネギを多めにして欲しかった😆
ネギ無しラーメンとかもあり得ないですよね!
ちなみにナルトは無くても我慢出来る。
栽培方法
その他の野菜の栽培方法はこちらです 野菜一覧表
今回は苗作りからです。
ネギの苗はとても簡単に作れます。
良い市販苗が入手できないようなら、苗から作ることをお薦めします。
種蒔き
汐止晩生葱は、春と秋の二回蒔けますが、ここでは春に蒔いてます。
ネギの種は光を嫌うので
サカタ スーパミックスAなどの重く黒い培養土が適しています(または発芽するまで暗いところに置いておく)。
畑に直播きでも行けますが、ネギは初期生育が遅いので草取りが大変。
やはり手元で苗作りする方が手間が省けます。
5/16
奥の育苗箱が汐止晩生葱。
手前は同時に栽培する下仁田ネギ。
播種から一週間経過してます。
菜園用品は少し高価な物を購入することをお勧めします。
直射日光に晒され、雨に打たれ、雑に扱うことも多いので安物は直ぐに壊れます。
1度買えば10年単位で使うものなので、少しだけで良いので多めにお金を払ってやって下さい。
育苗箱でそのまま栽培を続けます。
週一でさっと液肥を与えて下さい(ネギ苗栽培では肥料が多すぎても大丈夫)。
6/11
種蒔きから一ヶ月経過。
ネギの苗作りは簡単です。
定植
キャベツや白菜の苗とは異なり、ネギ苗は定植が遅れても問題無いので、慌てる必要はありません。
キャベツや白菜の場合は「早めの定植」を心がけて下さい。
6/18
種蒔きから40日経過。
120本程あります。
ここには100本を定植。
分けつが多いので間隔は広目。
分けつの多いネギは浅く植えます。
こちらには残りの20本を定植。
植え替え
8月の一番暑い時期に植え替えします。
ネギ栽培ではこれが一番キツイ作業。
でも植え替えしないと味が落ちてしまいます(スースーした味になる)。
暑くて大変ですが頑張ってやってください。
完成
8月の植え替えなどを経て完成しました。
と言うよりも料理に必要なときに随時収穫します。
「畑が八百屋」
家庭菜園ではこれが良いですね。
良く分けつしてます。
混んでるところから引っこ抜きます。
引っこ抜かずに使う分を包丁で切り取るのもあり。
そうするとまた分けつして増えます・・・永久に収穫出来るかも?
コメント