雑草を芝生代わりにします。
雑草の多い土地は芝生を植えても管理が大変です(しっかり管理しないと消えてしまう)。
それなら雑草を芝生代わりに利用しましょう。
芝生より柔らかく管理が簡単でお金もかかりません。
雑草で芝生
雑草管理に関する記事の一覧はこちらです。
下の写真は庭の雑草の様子です。
最初は高麗芝を植えていましたが、2年ほどしたら芝の間に雑草が生え始め、数年で芝よりも雑草の方が多くなりました。
仕方なく草刈り機で雑草もろとも芝生も刈ったのですが、数年で芝はすっかり消え雑草だけに。
今では草しか生えてません・・・が、これも悪くない?公園みたいだし。
雑草を芝生替わりにするのにお金はかかりません。
高麗芝などは700円/㎡ぐらいはするので、この場所だけでも5万円近くかかります。
しかも芝生を貼る前に地面の手当をする必要も有り、手間もお金も大変。
雑草なら何もせずに勝手に生えてくるので、たまに草刈り機で刈るだけ。
ただし密植するまでは月に一度ほど刈る必要があります。
上記写真の状態になるまでに3年ほどかかりました。
下の写真はブルーベリーを植えてる場所ですが、刈る頻度の多い真ん中だけ芝生状になり、両サイドは草が密植せず土が見えてます(頻繁な草刈りが芝生状態にする決め手)。
刈り方
草は短めに刈る ← これが大事
こうすると稲科の草とクローバーだけが残っていきます。
稲科の草は成長点が低い、クローバーは成長が早いので他の草を抑える。
結果、稲科の草とクローバーだけになる。
クローバーを残すためには、クローバーの花が咲いてる間は草刈りを休み、種が落ちるのを待ちます。
刈った草を残さないようする必要があります(草が載ってると下の草が消えてしまう)。
刈払機にノコギリ刃を付けて刈ると、刈った草が上に乗ってしまうので除ける必要があります。
ナイロンコードや草刈り機を使えば、刈った草を飛ばしてくれるので手間がかかりません。
草刈り機は刈った草を粉砕して片側に飛ばすので、草を片付ける手間がありません。
雑草芝生のメリット
- 「タダ(お金がかからない)」というのはアドバンテージ大。
- 持続性がある。
この土地に元から生えている雑草を使うので、芝生のように自然に消えたりしません。
また芝生のように張り替えの手間や雑草抜き作業がありません。 - 柔らかい。
芝生は結構硬いですが、雑草は柔らかく触って気持ち良い。
夏に裸足で歩くと快適です。 - 花が咲く。
クローバーを混ぜてるので、季節には白い綺麗な花が通路に沿ってビシっと並びます。
クローバーは踏みつけられるのに強く、むしろ通り道に最適。 - 雑草芝生に肥料は要らない。
芝生は時々肥料を入れる必要があります(肥料が足りなくなると葉色が黄色っぽくなる)。 - 猫が食べる。
隅の方の刈り残しを猫が食べてます。
冬は根ごと掘ってきて、鉢に入れて家の中に置いてやる。
また猫の足が汚れません(家に入るまでに泥が落ちてしまうようです)。
自然の芝生。
猫の足が汚れない。
雑草との付き合い方
雑草と上手く付き合うには「相手に合わせる」必要があります。
「今日は休みだし、ビール飲んで元気が出たから草刈りでもするか」 ← 私はこうでした(^^;
向こう(雑草)に合わせて草刈りしないと、思いがけない別の雑草が生えてきたりします。
また場所に応じて刈る高さを上下することで、必要な草を残すこともできます。
稲科の雑草は割と雑に草刈りしても大丈夫ですが、それ以外の雑草を芝生として使うのなら、生態をよく観察してください。
草と上手く付き合うには、草をよく観察することが大切です。
「ヨモギと豆科は残す、この場所のススキは刈る」など、増やす草と減らす草を見分けながら草刈りします。
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