ヤフオクで中古車を購入する前に|やばいの?トラブルや注意点は?

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後悔しないための中古車の落札時の注意点などをご紹介します。
筆者はヤフオクで中古車5台を落札していますが、大きなトラブルはありません。
基本は「待つ事」。

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スタンスと注意すること

中古車を買う際の基本的な方針と禁止事項です。

大金を出さない

基本的にオークションで高い車を買うのは禁止です。
遠く離れた知らない人から、実物を見ずに中古品を買う
これほどの危険を冒すのですから、大金を動かしてはなりません。
最悪の事態を想定し「ま、良いか」と思える金額までにします。

欲しい車を買わない

自分が欲しい車を買おうとしてはいけません。
欲しい車を買うのではなく、お得な車(値段の割にモノが良い)を買います。
「車はゲタ代わり、故障せずに動けばいい」程度の車をヤフオクで入手します。
高価な車や自分の趣味で欲しい車は、ヤフオク以外で入手する方が無難です。

軽自動車は買わない

軽自動車は軽の規格に合わせるために無理をしてます。
排気量が少なくパワーが無いので、軽くするために色々な無理をしています。
そして中古車は中古品です。
当然、ある程度は傷んでます。
軽い部品は丈夫に作られていないので、傷みやすい傾向にあります。
また軽自動車は少ない排気量で無理に馬力を出すために、エンジンの回転数が高い → 消耗しやすい。
こう考えると軽自動車は選ばない方が良いことになります。

外車は買わない

中古車は直ぐに修理する必要があるかもしれない。
外車は修理しにくい=修理費が高いので買ってはいけません。

仲の良い自動車修理工場を持つ

これも大事。
そもそも修理工場宛に車を送って貰うと陸送代金が安くなります。
落札者(あなた)が修理工場の関係者(車に詳しい)と思わせることも取引で役立ちます。
また届いたら直ぐに車をチェックしてもらえる → 何かあったときは直ぐに出品者に連絡可能。

なお落札した中古車を再度出品するなどは諦めた方が良いでしょう。
陸送代金が数万円はかかるし、書類のやり取りにも気を遣います。
不要になった車は、仲の良い自動車修理工場に無料で引き取ってもらうのが無難です。

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お得な車を探す

お得な中古車(値段の割にモノが良い)を探す第一のポイントは「不人気車を探す」こと。
中古車の値段は性能や走行距離よりも「人気」で決まります。
なお基本的に大排気量の車は狙い目です。

大排気量車は元値が高いので全体的に出来が良い。
エンジン回転数が低いのでエンジンが傷んでない可能性が高い(軽自動車の逆)。
また大排気量の車は乗り心地が良いですよね。

ただし燃費が悪いしタイヤも高価なので、長距離を走る人には向いてません。
買い物程度にしか使わないのであれば、大排気量の車を候補にしてみてください。

不人気車の探し方

「不人気車」で検索して下さい。
決してボロいから不人気なわけではありません(国産車にボロい車はまず無いでしょう)。
その際に車の色は無視します(色を選ぼうとすると「お得な車」を見付けにくくなる)。
走行距離に関しては整備状態次第ではありますが、大排気量車なら10万キロは問題ありません(ランクルの30万キロ、セルシオなどは50万キロも走ります)。

買いたい車を探すのではなく「人気の無い車」を探すのがキモ。
中古車の値段は「人気が全て」。
年式や車の性能や走行距離より、まずは人気で値段が決まる。
同じ年式、同じ走行距離、同じような車格でも、不人気と人気車で値段の差が2倍などは頻繁にあります。
まずは不人気車を見付けることからはじめてください。
その際、色は無視で。

排気量1500cc程度のファミリーカーにも良い中古車が出る場合があります。
おばちゃんが買い物にしか使わず、10年落ちだけど走行距離5千キロなどが狙い目。
この手の車は「ほぼ新車状態」です。
ワンオーナー、無事故で整備簿が揃っていれば第一候補でしょう。

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待つこと

とにかく待つ事が大事です。
最低でも2ヶ月、できれば半年は待ってください。
その間にオークションに慣れることが出来ます。

待つことの利点

当たり前のことですが「オークションに定価は無い」。
また中古車の場合、出品者が多く、落札者は少ない。
この二点から落札者の方が有利な立場です。
この有利さを最大限に生かすのが「待ち」です。
車の入札を急いではいけません。

掘り出し物が見付かる

同じ車種を長いことみていると「掘り出し物」が分かるようになります。
大体の値段(相場)も分かってきます。
また訳あり物件の善し悪しも分かるようになります。
出品者の性格や能力も見えてきます。

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調査の仕方

「あれ、この車はこんなに安いわけないよな」と言う出品が必ず出てきます(長いこと見張るのが大事)。
掘り出し物が見付かったら、点検記録簿の有無(一番大事)、事故歴、走行距離、出品地域、喫煙歴などを調べます。

もし喫煙車の方が安ければ喫煙車も候補にして下さい。
車内クリーニングの値段(3~5万円)を加味して判断します。

融雪剤の影響を受けている車があるので、買うときは関東以南の車を選びます。
ヤフオクの検索では、出品地域から東北・北海道・長野などを外してください。

ヤフオクの検索機能を使い、値段と年式を一定にして検索します。
ヒットする台数が多いようなら「修復歴なし」や「点検記録簿あり」「ワンオーナー」などをチェックします。
この頃の車は丈夫なので、走行距離はあまり気にしなくても良いようです。

車が見付かったら

落札したい車を見付けたら、まず出品者の過去の出品歴と評価を見てください。
また出品者が同時に複数の車を出品している場合は、それも見てください。
なおこの車は落札しません。
最後がどうなるかを見るための車であり、練習用ですから入札しません。

最初の数台はオークションの練習用です。
良い車はこれからいくらでも出てくるので焦らないでください。
ただじっと見ていれば色々と分かってきます。

観察していると、参加者(入札者)の人数や参加者への返事の仕方などが見えてきます。
参加者の多寡や入札額の上昇具合なども見ていれば、その車の人気度も分かります。
もし人気があるようなら、その車種は諦めるのが無難。
また他の人が落札したら、その後の評価を確認すれば、出品車の能力の判断材料になります。

同じ車を長い間見ていると、手頃な落札価格が分かってくる。
また細かい追加装備による値段の差なども見えてくる。
更に年を越すと年式が落ちるので、年末は値下げして再出品する場合もある。
出品期限が近付いたときの価格の変化も確認。
時間をかけてオークションに慣れてください。

点検整備記録簿(記録簿)について

点検記録簿は、「車の履歴書」であり、とても重要な書類です(中古車で一番大事な書類)。
記録簿からは、連続的な車検を受けてることや、安定して継続的な整備・点検が行われてることを読みとります。
整備の行き届いた車なら、車検や点検も継続的に行われているものです。
もし6ヶ月点検を定期的に受けているようなら、かなり良く整備されていると考えられます。

また車検時の走行距離も記載されているので、2年ごとの走行距離が安定していることも確認してください。
走行距離を誤魔化してる場合は、走行距離がいきなり変化したりしています。

記録簿の無い車は、絶対に候補に入れてはなりません。
過去の来歴が分からない車は、何が行われていても調べようがありません。

入札の仕方

オークションに慣れてきたら、いよいよ入札です。
最初は必ず「安い車」に入札します(オークションも練習が必要)。
騙されてもしくじっても懐に響かない程度の落札額で練習します。
また期限ギリギリまで見張って、最後に入札してください。

なお当然のことですが、車そのものの装備状況なども自分でしっかり調べておきます。

ターボの設定が無い車種なのに「ターボ車」などと表示してる場合があります。
こう言うときは出品者へ質問してください。
「ターボの設定は無いはずですが、ご自分で後付けしたのですか?写真は出せますか?」など。

また他の参加者(入札者)が出した質問欄も忘れずにチェック。
返事の具合で出品車の性格も判断できます。

一度お金を払ったら簡単には戻ってきません。
くれぐれも良く調べて落ち度のないように気を付けて参加してください。

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落札の履歴

筆者の落札した中古車です。
全部で5台ですが、修理をしながらどれも数年間乗れました。
国産の中古車は本当に丈夫です。
数台の車を同時期に所有してるので、以下の記事は落札順であり時系列ではありません。

1台目:とにかく安い車

5万円で初めて落札したタウンエース4WDディーゼル。
これはしくじりました。
「新車時からの整備簿がある」と書かれていたので落札。
「陸送の時に車の中に整備簿を入れておいてください」と言いました。
届いた車の中に整備簿が無い。

私:整備簿が入ってなかったようですが?
相手:実は事務所が火事になり整備簿が燃えてしまいました。

こう言うことを平気で言える人は普通人ではないと思い、自分の無能を悟って諦めました。
ま、5万円での落札なので我慢しましょう。
ちなみに大阪の人でした。

落札前に「整備簿の写真かコピーを見せてください」と言うべきでした。
人を信用せず、全く機械的にドライに取引する必要があることを学習。

車は噴射ポンプからの燃料漏れがあり、これの交換に4万円。
また走行距離はかなり多いようで、アクセルをふかすと煙がモクモク(整備簿を出せないわけだ)。
車内はそれなりに綺麗で、気持ちよく乗れました。

記念すべき第一号。
お陰で勉強できました。
この車は、その後は故障することも無く5年ほど乗りました。
最後は知り合いのおじいちゃんに差し上げてお別れ。

落札第一号。
荷物運びによく使いました。
中で寝られるので長距離遠征の釣りにも使いました。
丈夫な車です。

2台目:大排気量の特殊エンジン

1台目のタウンエースで落札と取引のコツが掴めたので、この後に落札した車はどれも問題ナシ。

2台目はマツダのユーノス800。
2,500ccの特殊なエンジンで不人気車、30万円ほどで落札。
パワーがありとても静か、ロールしない足回りが優秀、スポーツカーのような良い車。
本気で走ると燃費はかなり悪くなりますが楽しい車でした。
3年ほど乗ったところで事故(寝ぼけて田圃に落ちた)で廃車。

2台目のマツダのユーノス800
いかにも「ヨーロッパ系の高級車」と言う乗り心地。
塗装も内部も凄く綺麗だった。
本気でバリ走ると5km/Lほどで燃費は悪い。
故障ゼロ。

3台目:壊れると評判のエンジン付き

3台目はトヨタのチョーマイナーなワゴン(名前を忘れた)でしたが、これも5年ほど乗りました。
これは評価サイトで「エンジンが直ぐに壊れる」と書かれて不人気車に。
1万kmも走ってない車を15万円ほどで落札。ほぼ新車。
一度も故障しませんでした(勿論エンジンも壊れません)。

エンジンが壊れるような車をトヨタが市販するわけないですよね。
評価サイトがいかに好い加減か分かります…お陰で安く入手できましたが(^^;

4台目:お買い得ではありません

4台目は100系ハイエースの4WDターボ。
この車はお買い得車ではなく、自分が欲しくて落札した唯一の車です。
半年ほど追いかけて年末に落札、50万円。
入札者は筆者一人でした。
この車を入手したので、1台目のタウンエースを手放しました。

10年近く乗りました。
途中でブレーキパッドとマフラーを交換してます。

年末は入札者が少ないので狙い目です。
翌年になると年式が一年落ちるので、安い価格で出品するようです。

4台目のハイエース。
これも良く走りました。
電動サンルーフや電動カーテンなどの補機も故障知らず。
全てが故障知らず、力強い良い車でした。

5台目(現在):お買い得なファミリーカー

5台目はマツダのデミオ。
既に5年ほど乗ってます。
この車は8年落ちで走行距離4,700km、整備簿有り、ワンオーナー、禁煙車、20万円で落札しました。
ほぼ新車状態でした。

小さくて乗り心地は良くない。
燃費が良く故障せず「ゲタ代わり」としては十分。

犠牲者にならないために

ヤフオクでの出品を見ていると怪しい車も沢山出てきます。
「怪しい車」と言うよりも「怪しい出品者」がそれなりに存在します。

必ず時間をかけて見極めてください。
いくら良い車が安いと思っても焦ってはだめです。もっと良い出品が必ず出てきます。

他の参加者が犠牲になるのを見て、自分の糧にして下さい。
ゲームと同じです。
注意力と粘りが良い車を安く手に入れるをもたらします。

地元でかなり良い車の出品があったので「見たいのでどこかで落ち合いましょう」と質問を出したら無視されました。
その頃のヤフオクのシステムは、無視されると質問欄に表示されませんでした。
これはもう絶対に手出し禁止ですよね。
でもこれを知らない他の参加者は入札していきます。
教えてあげたくても出来ないし、ただ黙って見てるだけ・・・その後どうなったかは知りませんが、少しでも怪しいと感じたら、その車は諦めて下さい。

良い車を入手できるよう祈ってます!

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