プレゼントしても喜ばれる、野菜作りに役立つ道具ベスト10。
何十年と野菜作りをしていると、残る道具と残らない道具が出てきます。
残ってるのは本当に役立つものだけ。
「それがどうした」と言うような小物もありますが、家庭菜園で実際に役立つ道具類をご紹介します。
第1位:草削り鎌
「これが第1位?」・・・はい、そうなんです。
こんな目立たないものが第1位です。
これは細かい草を根こそぎ取るのに使います。
種蒔きの時に軽く耕したり、中耕にも使います(間引き用の野菜のギリギリの草を削るのに便利)。
ほうれん草を根こそぎ取るのにも使ってます。
とても丈夫で力が入るので、移植ゴテとこれがあれば細かい作業はできてしまう。
もう20年ぐらい使ってます。壊れる兆しが全くありません。
畑仕事の必需品(落としても目立つように白く塗装してます)。
この独特のギザ刃が草をからげ採ります。
テコの力が働くようで、軽い力で根っこまで引っこ抜けます。
第2位:鎌
鎌は良い悪いがはっきり出ます。
5本ぐらい持ってますが、これが一番好きな鎌。
手首でスナップを利かせて刈るのに丁度良い長さ・重さ。
シャッシャッと草が倒れていきます。
道具は手頃なサイズと重さが想像以上に重要です。
鋼の両刃で木製の柄。
鋼なのでとても研ぎやすく、包丁並みに刃が付きます(しかも両刃なので両側から研げる)。
柄が赤いので畑に忘れてきても直ぐに見付かる。
結局は研ぐ必要があるので、必ず「鋼」の刃を選んでください。
第3位:かご
肥料や苦土石灰などを入れて畑に持っていくための籠。
鋏や薬も入ってます。
定植時にはこの上に移植ゴテと苗を入れて左手に持ち、右手にじょうろを持てば準備OK。
肥料や土が抜けやすいように、周囲が編み目の物が便利です。
これも20年ぐらい使ってますが壊れません。
第4位:モビロンバンド
特殊な素材の輪ゴム。
もの凄く丈夫で素手では切れないでしょう。
野ざらしでもワンシーズン持ちます(シーズン終了頃には硬くなるが切れない)。
キュウリネットを張るための支柱を組み合わせるときに使います。
ニンニクを干すときに纏めるのにも使います(茎を編む必要が無いし、抜き取りやすくて便利)。
輪ゴムのように伸び縮みするのでビッシリと固定可能。
一袋に大量に入っているので、もう何年も使ってますが無くなりません。
第5位:くき止めクリップ
トマトなどの茎を支柱に止めるためのクリップ。
ずっとヒモで結んでましたが、一度これを使ったら病み付き。
茎が伸びてきたら丁度良いところに移動できるのが便利。
この手のプラ製品は野ざらしにすると直ぐ壊れるものですが、今年で4シーズン目ですが新品同様。
全く壊れません。スプリング部分も錆びない。
根元部分が狭くなってるので、つる下ろし栽培の糸を挟むことも出来ます。
第6位:3Mの手袋
軍手の代わりに使ってます。
これも丈夫で、もう4シーズン目。
洗って何度でも使えます。また直ぐに乾きます。
手の平の側は薄いゴムのような素材で、黄色い部分は透水性の布です。
畑の土をかき回したり草を抜いたりしてますが破れません。
軍手よりも微妙な作業ができるので、軍手はもう使わなくなりました。
第7位:枝切り鋏
商品名は分かりませんが、ドイツ語で「Wolf Geräte」と書いてあります。
この鋏は切るのではなく、押しつぶすようにして切断します(アンビル式)。
刃が枝を滑るように動くので、かなり太い枝でも軽く切れます。
もう20年以上使ってますが、まったく切れ味が落ちません。
「道具と武器は、やっぱりドイツ製でしょ」と言う感じの鋏です。
アンビル式は、「切り刃」が包丁、「受け刃」がまな板のような役割を担っている。
↓こちらの鋏と同じ構造です。
第8位:無線の温度計
苗作りをするようになると欲しいのが温度計。
この温度計は、本体と無線子機を組み合わせることで、庭に置いてある苗用のビニール棚内の温度・湿度を屋内で確認することが出来ます(本体には、同時に屋内の温度・湿度も表示される)。
電池は単4を二本ずつ4本使います(子機二本、親機二本)。
eneloopを一度充電すると半年ほど連続動作します。
WiFiではなく恐らくBluetoothだと思いますが、10mは楽に届きます。
上側に子機の温湿度、下側に本体の温湿度が表示されます。
ただいまキャベツの苗の発芽作業中なので、子機をビニール棚に入れて温度を見張ってます。
第9位:ビニール温室
こちらも苗作りに使います。
春の早い時期に苗作りする場合、発芽だけはどうしても加温する必要があります。
廊下など陽の当たる場所に置いても良いし、中に温調ヒーターを入れることも出来ます。
内部の温度は、第9位の無線温度計で離れた場所から見張ります。
安物なので10年ほどで壊れます(ビニールが破ける)。
壊れたらまた買ってください。
第10位:掃除機
マキタの充電式掃除機(一番安いタイプ)。
畑道具を廊下に置いてるので、細かい枯れ葉や泥が落ちますが、それを掃除する専用。
軽いゴミなのでこれで十分です。
居間はこれの18Vタイプを使ってますが、コードレス掃除機を使うようになると普通の掃除機は出番が無くなりますね。
電線が無いだけでここまで便利とは思わなかった。
まとめ
結局「長く使えるもの」が良い。
壊れると捨てるのが面倒くさい。
慣れた頃に壊れると同じ物を探すのも大変だし。
去年、鍬を新調しましたが、これは良かった。
刃の付いてる角度が自分にピッタリで力を入れやすい。
これでもう畑道具で買うものは無さそうです。
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