庭をプランター代わりにする。
初めてならここからです。
そんなときに必要な道具(農具)をご紹介します。
初めての家庭菜園は、ほんの少しの安価な道具で始められます。
最初はシャベル一本で十分。
家庭菜園を長く続けるかどうかなんて分かりませんよね・・・やった事が無いんだし。
最初は安物の道具で始める方が良い。お金もかからないし気楽にやめられます。面白くなったら良いものに買い換えましょう。
色々な野菜の栽培記事はこちらです 野菜一覧表
シャベル最強
家庭菜園で一番大事な道具はシャベル。
これと包丁が有れば他は無くても何とかなります。
家庭菜園を始めるに当たって、最初に入手するのは鍬でもレーキでもなく
シャベルです(包丁は台所にあるのを使う)。
鍬が無くてもシャベルで耕せます。
同じようにシャベルで畝立てもできます。
土を掘り返すのが始めてなら、鍬よりもシャベルの方が使いやすい。
始めたばかりの家庭菜園で、一遍に10mも耕すことは無いでしょう。
シャベルの幅で2mも耕せば、一回の種蒔きには十分。
ここに小カブの種を蒔いてください。
元気が余っていたら、その横をもう一列耕して、春菊か大根を蒔きます。
二列耕せば 60cm幅×2m長 の「巨大プランター」。
シャベルで耕すときは「バック」で進みます。
畝を立てるときも、土を盛りながら「バック」。
ザリガニになった気分で使う・・・これです。
お薦め園芸道具 ← 藤原産業は良い道具が多い。
必須ではない道具類
ここから先は、本気で野菜作りにはまってしまった人の為の情報です。
シャベルや包丁に比べると、必要度がぐっと下がる道具類ですが、それでもあると便利なので、家庭菜園が面白くなってきたら少しずつ揃えましょう。
レーキ
金属製の熊手で、背中側を使って畑を平らにならします(使い終わったマルチの芯でも代用可)。
熊手側では草を集めたり除草など。
畝立てや草除けなどで、割と出番の多い道具です。
鍬
畑作業に慣れてきたら鍬もつかってみてください。鍬の使い方動画へジャンプ
軽く耕したり、畝立て、土寄せなどを鍬一本でやれるので、使い慣れてくると畑作業が捗ります。
上手な人は定植用の穴を空けたり、雨水集めの囲いなども器用に作ってしまいます。
シャベルより細かい作業ができます。
刃の部分は鉄やステンレス、柄は木またはアルミ、また首の部分の角度を変えられるタイプもあります。
ネットで買わずに、ホームセンターで実際に触ってから購入するのが無難です。
一輪車
畑に苗や堆肥、水(じょうろ)などを運ぶのに使います。
またキャベツ、白菜、ジャガイモなどの収穫物を運ぶのにも使います(これらは意外なほど重たい)。
タイヤは交換可能ですが、家庭菜園で使うのであれば一度購入すれば恐らく一生使えます。
ホームセンターなどで冬前にセールすることが有るので、その時に購入するのがお得。
耕運機(エンジン付きシャベル)は要る?
野菜の栽培方法はこちらです 野菜一覧表
いきなりですが「耕運機を買うかどうか」。
家庭菜園が面白くなってくると、どうしても耕運機が欲しくなります。
畑の広さと旦那のパワー次第ですが、3坪(6畳の部屋の広さ)以上の広さだと耕運機が欲しいでしょう。
耕運機は中古を入手可能です。
ただし仕舞っておく場所や、持ち運びの便利さなどを考える必要があります。
家庭菜園では小型の耕運機の方が使いやすい。
プロのように畑全面を一挙に耕すような使い方はしないし(植えたいところだけ耕す)、収穫が終わった所をちょっと耕してもう一度種蒔きするなど、シャベル代わりに使うには小型の方が便利です。
自宅と畑が地続きの場合は買いましょう
自宅の庭を畑にしているなど、地続きであれば買う方が良いと思います。
ヤフオクなどで中古耕運機を落札すれば十分に使えます。
日本製の耕運機は非常に丈夫に作られているので、錆だらけのボロボロでも動きます。
また農機具は補修用の部品を何十年という単位で維持しているので、かなり古い耕運機でも修理可能。
なによりシャベルで耕すのに比べれば、どんなにボロい耕運機でもスーパーマン。
自宅と畑が地続きなら耕運機を「買う」ことをお薦めします。
格納場所が無い場合は、畑にブルーシートでくるんでヒモで縛っておきます。
専用のボディカバーや簡易車庫などもあります。
畑が離れた場所の場合
畑が離れていて自動車で運ぶとなると、機種の選択肢が限られて値段も高めになります。
車に積めるように「簡単に小さくなる」「重くない」などが重要になります。
となるとHONDAのコマメかプチな辺りかと思います(コマメが100坪、プチなは30坪ほどの畑が対象)。
ガスや電気の耕運機もありますが、パワーの面から現時点では未だ「ガソリンエンジン」が有利です。
筆者は50年前のHONDAの耕運機を使ってますが、順調に動き続けてます。また未だに部品の在庫があり修理可能。
この信頼性の高さから「HONDAの耕運機」をお薦めします。
ただ新品だと10万円ぐらいするので、やはり中古を探す方が良いでしょう(HONDAの農機具を扱ってるお店でオーバーホールなどもしてもらえます)。
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畑まで歩いて行ける程度の距離であれば、耕運機に移動用のタイヤを付ける方法もあります。
こまめ紹介(HONDA)へジャンプ
耕運機の運転
直ぐに慣れます。こまめ紹介(HONDA)へジャンプ
恐らく10分も使えば慣れてしまいます。
慣れると今度は面白くなって、思いっきり耕したくなりますよ。
鎌と砥石
鎌も有ると便利な道具です。
特に野菜の株周りの草刈りに便利に使えます(草が濃くなる前なら手で取れます)。
研ぎやすいように鋼の鎌を選んで下さい。
草取り
これは草取りですが、草の芽が出たばかりの小さいうちに使うと便利(根を張ってしまうと取れません)。
特にニンジンの両側に使うと、綺麗に除草できます。
水回り
種蒔きした後の水遣りや、泥の付いた長靴の掃除など、水回りの道具は意外と必要です。
ホース(とリール)や散水ノズルがあれば事足ります。
ホースですが自然水を使う場合は、光を通しにくい素材のホースを使います(自然水ではホース内に苔などが生えて詰まる事がある)。
水道水ならどのような素材のホースでも構いません。
ホースに付ける散水ノズルは、やや高級品の方が使いやすい(霧が細かく出るので種が流れにくい)。
特にコック付きだと便利。
水圧が低い場合や、連続して水を使いたい場合には、大きめのバケツに水を溜めながら使うと効率的に動けます。
ホースやリール、散水ノズルは10年以上使えます。
じょうろ
プラスチック製の安い物で構いません。
首の部分が外れると、ゴミが詰まったときに簡単に掃除できます。
野ざらし状態でも10年ほど使えます。
ハス口の穴があまり小さいとゴミが詰まりやすくなります。
サイズが色々ありますが体力に合わせて選んでみてください。
10L入りに満タンに水を入れると結構重くなりますが、半分だけ入れるなどの応用が利きます。
液肥などを使う際には、もう少し小さいサイズが使いやすいでしょう。
移植ゴテ
長さ30cmほどの移植ゴテもあれば便利です。
苗を畑に定植するときぐらいしか使わないんですが、全長が分かっているので、苗の間隔などを測るのにも使えます。
ハサミ
意外と便利なのがハサミ。
使い古しの裁ちハサミなどがあれば、それで構いません。
支柱を結ぶヒモを切ったり、ナスやキュウリの収穫、ニラや春菊などもハサミで収穫出来ます。
その他の小物
3Mの手袋
軍手の代わりに使ってます。
これも丈夫で、もう3シーズン目。
洗って何度でも使えます。
手の平の側は薄いゴムのような素材で、黄色い部分は透水性の布です。
畑の土をかき回したり草を抜いたりしてますが破れません。
軍手よりも微妙な作業ができるので、軍手はもう要らなくなりました。
丈夫な輪ゴム
非常に丈夫な長目の輪ゴムで、ポール同士を繋ぐのに安上がりで便利に使えます。
キュウリネットを張るときに、ポール同士の接続に使ってますが、ワンシーズンは十分に持ちます。
長い輪ゴムなのでしっかりと固定できます。
支柱
野菜のつるを支柱へ這わせたり、実のなる野菜が重さで倒れるのを防ぐのに使います。
安物は錆びて数年で折れてしまいます。
地面に挿すときに折れると、折れ口で怪我をしそうになるので気を付けてください。
ホームセンターなどで少し値段の高いのを買う方が無難です。
茎止めクリップ
野菜の茎を支柱に留めるクリップ(トマトやナスに使う)。
ヒモで止めても構いませんが、このクリップなら成長に合わせてずらしていけます。
野ざらしで3年ほど使ってますが、全く壊れる気配はありません。かなり丈夫です。
想像以上に便利なので、一度使うと手放せなくなるでしょう。
野菜が育ち茎が伸びてくると、支柱に止める部分をずらしたくなります。
このクリップだと簡単に付け替えできます。
防虫網
白菜やキャベツを育てるときに使います。
市販野菜と同じように農薬で虫を防ぐのであれば不要です。
早生用の中網セット。
晩生用の大網セット。
ポール
防虫網を支えるポールは、グラスファイバー製が確実に使いやすいです。
仕舞うときも真っ直ぐに立てておけるので邪魔になりません。
やや長目のものを入手し、切って使うこともできます(鉄ノコで切れます)。
太さ8mm程度のものがしっかりして使いやすいですが、5mmでもそれなりに使えます。
最初からU字に曲がった金属ポールは、数年で塗装が剥がれ錆びてきます。
ゴミとして出すのも面倒なので、グラスファイバー製を購入されることをお薦めします。
ホームセンターなどでバラ売りしてます。
防寒対策グッズ
不織布や苗キャップなどがあります。
虫除け網もある程度の防寒力があります。
マルチも防寒に使えます。
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