フェンネル の育て方|種まき時期や栽培のコツ|冬越しも可能

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地植えをおすすめします(鉢植えや室内での栽培は無理でしょう)。
トマト料理や魚料理に良く合うフェンネル、サラダも美味しい。
栽培には少し手間がかかりますが、岩手でも立派に育ちます。
また冬越しも可能です。

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フェンネル栽培の情報まとめ

その他の野菜の栽培方法はこちらです 野菜一覧表

手間のかかる野菜です。
特に発芽直後は弱い。
また虫が良く来るし、風で倒れる。
「手間をかける」覚悟があれば栽培してみてください。

魚料理やトマト料理、それにツナやジャガイモ等とも合います。
フェンネルの香りは好き嫌いが分かれると思いますが、もし好みなら手間をかけても作る価値があります。

  • タイプ:日当りを好む。耐寒性あり(戸外で冬越し可能)。
  • 多年草。背丈は1~2m。粘土質は苦手。
    コリアンダー・トマト・豆類と相性が悪く、成長が遅れるので、そばに植えないようにする。
  • まき時 : 4月~7月(晩春から初夏) 発芽適温15~23度。
  • 種まき : 直根なので畑にじかまき。またはジフィーストリップ
    日あたりと水はけのよい土で育てる。
    根切り虫の大好物!
    50センチ幅で畝を立てすじ蒔き(点蒔きはダメ)し、1センチほど土をかける(深く植えないと苗が倒れる)。
    フェンネルの苗は弱々しいので、すじ蒔きしてある程度大きくなるまで育ててから間引いた方が安全。
    発芽後は徐々に間引き株間30センチ程度。
  • 株元の球茎がゴルフボール大の大きさになったらまわりの土を株元に寄せて(茎の伸びているあたりまで株を埋める)株元に光が当たらないようにする(軟白処理)。
    その後草丈が1mくらいに達したら掘り上げて球茎を収穫。
    球茎を食用にしない場合は軟白処理は不要。
    8月か9月に収穫。
  • 株元、茎、葉、種、すべて食べられる。
    フローレンス種は白い根茎部分を野菜のように食べるので、一年草のように育てる。
  • 増やし方は、株分けか種まき。
    晩春から初夏に種を蒔くが、根茎をあじわうフローレンス種は秋に種をまくと、翌5月ごろには根茎を収穫可能。その場合は、小さな苗で冬越しさせる。こぼれ種でも増える。
    種は熟してから集めて乾燥する。種を熟させるには太陽の光をたくさんあてる。
    葉は乾燥させるか冷凍保存。

種蒔き~収穫まで

フェンネルは発芽直後はとても弱いので、この時期は要注意。
また毛虫が寄るし、風で倒れやすい。
他の野菜と異なり、デリケートに扱う必要があります。

種蒔き

直播きの場合は必ずすじ蒔きにする。覆土は1cmほど(発芽直後に倒れやすいので深めに)。
フェンネルは発芽直後はとても弱く、点蒔きでは歯抜けになる可能性があります。
また小さいうちは根が細く倒れやすいので、2~3cm間隔ですじ蒔きにし、かなり大きくなってから間引く。

根切り虫にチョー弱いのでネキリトンは必須です。
種蒔きと同時にネキリトンを蒔いておけば安全。
なお直根で移植に弱いので、苗から作るのであればジフィーストリップを使います。

5/7 観察用にジフィーに蒔いた種が5日で発芽。

5/9 こちらは直播き。
必ずすじ蒔きにする。

5/20 発芽しています。

6/19 発芽30日後。

6/30 間引き苗。
トマト系の料理の香り付けに使います。

7/17 間引き苗。
間引きも料理の香り付けに使う。

8/10 播種から2ヶ月近く経過。
柔白化のために土寄せしてます。

8/15 この頃から毛虫が付くので要注意。
一日で丸坊主にされます。

9/1 播種から3ヶ月近く経過。

10/5 花が咲きました。
フェンネルの良い香りです。

収穫

途中で収穫可能です。
自家栽培では完成品を作って売るわけではないので、自由に収穫してください。

これは採り残した分。
もう少し育てることもできます。

チーズ焼き

フェンネルとタマネギをスライスして、チーズを載せてオーブンで焼く。
う~ん!想像通りの味です。
この他にスライスしてサラダでも食べましたが、どちらもとてもおいしいですよ。

まとめ

フェンネルは播種から中期にかけて手間がかかります。
特に発芽直後の「倒れる、ネキリムシに食われる」が大きい。
また中期の「毛虫に食われる」も深刻で、ほっとくと葉っぱが全部無くなります。
※アディオンを一回散布しました。

家庭菜園では、ここまで手間をかけて作る価値はないかも?
「手間をかけずに野菜を作る」のがよかとん畑ですから、フェンネルはお薦めできません。

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