今回は多品種のブルーベリーを4月に挿し木したときの情報です。
品種に関わりなく全て成功しました。
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2023 ブルーベリーの植え付け図
2003年からブルーベリーを栽培しています。
多品種を20年ほど育てて分かったことを発信しています。

挿し木の基本(発根すれば成功)
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ブルーベリーは、4~9月一杯まで挿し木が可能です(この記事では4月末に作業しています)。
休眠枝挿しや緑枝挿しなどの手法がありますが、細かいことを気にしなくても簡単に発根します。
挿し木をしたいときに枝を採ってきて挿すだけ。
気の向いたときに自由に挿し木を楽しんでください。
家庭では10本挿して5本も育てば十分でしょう。
この気構えで挿し木をすれば、難しい能書きも理屈もなにも要りません。

用土
挿し木に使う土はピートモスです。
または半分ほどの鹿沼土を混ぜても構いません(ピートモスが不足するなら混ぜても問題無い)。
ピートモスは必ず「無調整」のものを使います(園芸店などではpH調整済みのピートモスも置いてるので、気を付けて購入してください)。
ピートモスは事前に水を吸わせます。
バケツなどに乾いたピートモスを入れ、水をびしゃびしゃに入れて掻き混ぜます。
浮いてくるピートモスが無くなるまで混ぜたら、鉢ですくい取って下さい。
4/22 挿し穂を集める
挿し穂を集めます(ここでは4月の末に作業しています)。
挿し穂に使う枝は、太さ5mm以上のものを選んで下さい。
気を付けるのは「採ったら素早く処理する」こと。
生け花と同じように、なるべく素早く水に漬けて下さい。
4芽以上が残るように枝を切り分け、挿す方をカッターナイフで斜めにスパッと切り落とします。
なるべく芽の直ぐ下を切れば発根が良くなると言われてます。
水に漬けたら挿し床の準備をしてください。
2芽以上が土から上に出るように枝を切り分けます。
今回の挿し木に使った品種です。
ブリジッタ、オニール、サザンゼバブルー、ネルソン、パトリオット、ジャージー、ブルージェイ、グレートブルー、スパータン。
挿し木開始
今回は本数が多いのでプラグトレイを使ってます。
事前に水を吸わせたピートモスをプラグトレイに流し込んで下さい。
ここに挿し穂を挿していきます(ピートモスは柔らかいので、事前に穴を空ける必要は無い)。
なるべく2芽が上に出るように挿してください。

経過観察
挿してしまえば後は放置。
一年半ほどで定植できるまでに育ちます。
定植
8/29
春から夏にかけて一挙に育ちました。
畑に移植して完了です・・・挿し木開始から16ヶ月(約一年半)。
苗が大きくなってくると水やりが大変です。
持ってる中では一番大きいスリット鉢に植えてましたが、毎日の水やりが大変なので定植してしまいました(ブルーベリーの水の吸い上げ量は凄く、一日で鉢が軽くなるほど水が無くなります)。
春先に作り、水を吸わせておいた植穴に4本を定植しました。
残りは知り合いのところに嫁入りの予定。
まとめ
この記事では4月の挿し木を紹介しました。
ブルーベリーはほぼ一年中挿し木できることがお分かり頂けると思います。
気軽に挿し木で増やしてみて下さい。

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