春のほうれん草 栽培|種まき時期・栽培時期・栽培期間|苗が収穫物

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ほうれん草栽培を失敗するのは「種まき時期を間違えてる」からです。
ほうれん草は、平均気温が15~20℃の時に栽培します(春と初秋)。
家庭菜園では、苗の間引きを収穫し、花が咲く直前まで収穫を続けます。

美味しくて安全なほうれん草を作ってラーメンにどうぞ。
発芽に少し時間がかかりますが、和・洋・中のどんな料理にも使える栄養豊かな緑黄色野菜です。
この記事ではパレード(改良日本ほうれん草)を栽培しています。

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栽培の概要

ほうれん草以外の野菜の栽培情報はこちらをご覧ください。

栽培上の注意。

青菜野菜(ほうれん草など)は、肥料中の窒素が残留しやすいので、肥料はなるべく使わないでください。
特にほうれん草は栽培期間が短いので、肥料が残りやすく注意が必要です。

栽培を開始する時期は5月の上旬以降(東北地方)。

野菜の栽培は、気温に合わせることが全てです。
自分の都合で種を蒔いても上手くは行きません。
「今日はヒマだから種でも蒔くか」「気が向いたから種を蒔いた」・・・家庭菜園でもこう言うのはダメ。

ほうれん草の発芽と栽培の適温は15~20℃。気象庁の気温グラフ
岩手中部では、5月初旬と9月初旬が手頃な気温。
この時期に蒔けば確実に成功します。
ほうれん草は一般的に夏場は苦手。

畑の条件。

軽い連作障害あり(1年)。
最適pH6.5~7.5とアルカリ性の畑を好むので苦土石灰は必須です。
酸性(スギナやハコベが生えてる畑)だと非常に育ちが悪いので、苦土石灰を多め(3握り/㎡)に入れてください。
なお普段使いの畑なら元肥は不要です。
直播きで栽培します。

夜間に明るい畑だと「あれ?夏になった?」と勘違いして塔立ちするとの話があります。
でも家庭菜園で問題になりますか?
売り物が塔立ちしてたら買いたたかれるだろうけど、売るわけじゃない。
塔立ちしそうなら食べてしまえば良い話なので、畑の明るさは無視して構いません。
そんなことより大事なのは「栽培時期と畑のpH」です。

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畑の準備

軽い連作障害があるので去年と同じ場所には植えないようにします(良い畑なら大丈夫)。
畑の土の最適pH6.5~7.5なので、かなり多めの苦土石灰を一ヶ月前に投入しておきます(3握り/㎡)。
苦土石灰が足りないとちっとも育ちません。
ほうれん草栽培では、pHだけは注意してください。

陽当たり良好で排水の良い畑を使えれば最良ですが、水はけが良くない場合は10~20cmほどの畝を立てます。
なお元肥は畑の様子次第ですが、良い畑であれば不要です。
播種から収穫までの期間が短いので、肥料はなるべく使わない。

連作障害も元肥も畑次第です。
良い畑ならなんの問題も出ません、すくすく育ちます。
家庭菜園では良い畑を作ることに尽力してください。

雑草マルチを漉き込んだ、フカフカの良い畑を使います。

種蒔き(直播き)

ほうれん草は根が少ないので直播きで栽培します。

  • 5cmほどの畝を立てます。
    湿潤な畑の場合は高くしてください。
  • 雨を待ちます。 ← これがとても重要
    雨が降って濡れるか、雨が降る直前まで待ちます。
  • 種を蒔く所の土を1cmほどの太さの支柱か板で圧縮。
    穴を掘るのではなく鎮圧します。
    畝間は40cmほど(草取りと中耕が出来る畝間)。
  • 種を1cm間隔ですじ蒔きする。
    間引き苗も美味しいので濃いめに蒔いてください。
  • 覆土は1cm。
  • 覆土を板(またはゲンコツ)で鎮圧。
    ぐっと強く押しつけて種と土を密着させます。
    「押しつけると芽が出ない」などの心配は不要です、押しつけた方が良い発芽になります。
  • あっさりで構わないので水遣りしてください(種と土を密着させるのが目的)。
    凹んだ部分に水を溜めるようにします。
    ほうれん草は発芽に関しては神経質です。

気温が高い時期は、冷蔵庫で発根させる方法もあります。
種を24時間ほど水に浸け、湿った布に包んで野菜室(冷蔵庫)へ。
数日経って白い根が見え始めたら種まきする。

面倒なら夏用の品種(「アクティブ」「ジャスティス」「ミラージュ」など)をそのまま直播きすることもできます。

一週間ほどで発芽しますが(ほうれん草は発芽が遅い)、草マルチを載せておけば水管理不要です。
発芽したらマルチを軽く除けてください。
そのまま暫く育ててから間引きを収穫します。

雨上がりに種を蒔き草マルチする。

5~7日で発芽します。

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育成(間引き収穫)

間引きはプロは二回ですが、家庭菜園では何度でも構いません。
食べたいときが間引きのとき。

少し大きく育ててから間引くのがお得です。
本葉が3~5枚になるまで育て、大きい苗を間引きして収穫します(株間を5cmほどにする)。
この間引きで残した小さい苗は、大きい苗が無くなれば育つので、また間引いて収穫して下さい。

高く売れる商品=完成品を作るのが目的ではありません。
間違っても「弱い小さいのを間引く」はしないで下さい。
なお抜いた後で軽く土寄せして抑えておけば万全でしょう。

どこまで大きく育てるかにもよりますが、株間が10cmほどになるように間引き収穫すれば、かなり大きく育てることができます。
ただ暑い時期は花芽がつきやすいので、花芽が見えたら収穫してしまってください。ほっとくと葉が硬く筋っぽくなります。

収穫

ほうれん草は間引きが収穫です。
間引きせずに残したものが完成品となりますが、家庭菜園では一度に大量に収穫するより、少しずつ長期間の方が便利なので、全部間引きで採る方が良いでしょう。

なお花芽がつきそうになったら早めに収穫してください。
花が咲くと葉がかたくなり、風味も落ちます。

パレード法蓮草の詳細データ

品種名:パレード法蓮草(F1)
特徴:耐暑・耐寒性が強い
発芽地温:15~20℃
生育適温:15~20℃
連作障害:出にくいと言われてる
土壌酸度:pH6.5~7.5
株間:5~10cm

この品種は早春と初秋に蒔きます(真夏は避けてください)。
暑さには弱いですが、寒さにはとても強く、秋に蒔けば冬越しすることもできます。

ほうれん草は品種がとても多く、プロは収穫量を上げるためや花芽を避けるため、時期により品種を使い分けますが、家庭菜園でそこまでする必要はないでしょう。
筆者は専らパレード法蓮草を栽培してます。

時期にもよりますが、パレードは種まき後30~60日で完成します。
完成を待つ必要はなく、多めに蒔いて間引きをメインにする方が家庭菜園向きです。
長く収穫を続けたいのなら、半月ごとに種蒔きしてください(真夏を除く)。
なお暖かくなるにつれ花芽が付きますが、その場合は早めに収穫します。

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ほうれん草を使った料理

ほうれん草にはアク(シュウ酸)があるので、料理する前に湯がいてください。
コツは「茹ですぎない」こと。
さっと茹でて冷水にとります。

肥料を少なく育てた自作ほうれん草は、繊維が細いのであっと言う間に柔らかくなります。
市販品とは別物の素晴らしさを堪能して下さい。

青々したのを料理に使います。
やはりラーメンが一番ですよね。
自家製のほうれん草をたっぷり入れて召し上がれ。

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