インゲン豆は枯れることもなく初心者でも作りやすい、色々な料理に使える便利な野菜です。
また連続的に大量に収穫出来るので、家庭菜園にピッタリ。
寒さが緩み暖かくなってから始めれば、簡単に育てることができます。
栽培の概要
- 栽培を開始する時期は5月の中旬以降(東北地方)。気象庁の気温グラフ
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平均気温が10℃を下回らなくなってから開始します。
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- 畑の条件。
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連作障害あり(3年)。
最適pH6~6.5、陽当たり良好で排水の良い畑を選ぶ。
元肥は畑の様子を見て決めてください(追肥で調節可能)。
直播きで栽培します。スポンサーリンク
畑の準備
連作障害(3年ほど)があるので注意してください。
畑の土の最適pH6~6.5なので、必要であれば苦土石灰を投入します。
元肥は畑の様子次第ですが、しっかりした良い畑であれば不要です(追肥で調節可能)。
陽当たり良好で排水の良い畑を使えれば最良ですが、水はけが良くない場合は20cmほどの畝を立てます。
畝立て後に網を張ってください。
種蒔き(直播き)
手間の無い直播きで栽培します(ポットでの苗作りも可能)。
大きい種で芽も大きいのが出てきます。
雑草に負けることも少ないので直播きが簡単でしょう。
もし畑の条件が良くない場合には、種を蒔く部分にだけ培養土を使うことも可能です。
- 軽く畝を整えます。
- 種を蒔く場所の土を40cm間隔でゲンコツで押しつける。
穴を掘るのではなくゲンコツで鎮圧します。 - 種を3cm間隔で3粒蒔く。
- 覆土は2cm。
種が大きく発芽力も強いので多めに覆土してください。 - 覆土をゲンコツで鎮圧。
ぐっと押しつけて種と土を密着させます。 - 水遣りしてください。
ゲンコツで凹んだ部分に水を溜めるようにします。
豆類の種は腐りやすいので、何度も水遣りしないでください。
最短で4日ほどで発芽します(地温による)。
直ぐに間引かず本葉が出てくるまで放置してください。
育成
本葉が3枚になるまで待ってから間引いて2本にします。
この間引きで良い苗を残したいので、弱い小さい(茎の細い)苗を抜きます。
抜くときに他の苗に影響を与えないように、間引く苗の根元を手で押さえながら抜いてください。
抜いた後で軽く土寄せして抑えておけば確実です。
最初の花が咲いたら追肥します(良い畑であれば不要)。
1㎡当たり軽く一握りを撒いて、軽く耕して土と混ぜてください。
収穫
花が咲いて半月もすれば収穫です。
少し大きく育てたのも美味しいので残しても大丈夫。
たっぷり収穫出来るのでたっぷり食べてください。
モロッコ豆の詳細データ
発芽地温:25℃前後
生育適温:20℃前後
連作障害:あり(3年ほど)
土壌酸度:pH6~6.5
株間:30~45cm
種まき後50~70日くらいで収穫が始まり、1カ月は収穫できます。
花が咲いてからは約2週間後で、実のふくらみがわずかに見えてきたら収穫期ですが、大きく育てても自作の野菜は硬くないので食べられます。
長く収穫を続けたいのなら、花が咲いた頃に再度種蒔きします。
モロッコ豆を使った料理
単純に「おかかマヨネーズ」でどうでしょう。
コツは「茹ですぎない」こと。
サラダ感覚で食べたいので、モロッコ豆の筋を取ったらさっと茹でて冷水にとり、青々したのを頂きます。
材料は、マヨネーズ、しょうゆ、鰹節。
これらを混ぜても良いし、別のお皿に入れておいて付けて食べるのも美味しい。
新鮮だから単純な料理で十分。
新鮮な野菜は、やはり家庭菜園の醍醐味ですね!
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