穂木の採集、挿し床、発根、大人の苗になるまでをご紹介します(メネデールは使いません)。
今回はサザンゼバブルーの挿し木です(2023/9)。
この木は植え付けて20年ほど経つので、弱る前に新しい苗を作ります。
定植できる苗になるまで2年ほどかかります。
ブルーベリーの植え付け図
2003年からブルーベリーを栽培しています。
多品種を20年ほど育てて分かったことを発信しています。
品種の特徴
サザンゼバブルーは、中性種でサザンハイブッシュ系の品種です。
実の味の良さでは恐らくこれが一番でしょう。
でも木があまり大きくならず、実も小さいので収穫量は少ない。
ジャムにするほどは採れないので、散歩しながら生で食べてしまいます。
一本有ると楽しい品種。
育て方は特に難しいこともなく、苗をピートモスに定植すればあとは放置して構いません。
挿し木での苗作りも一般的なブルーベリーと同じです。
用土など
挿し木に使う土は無調整ピートモス。
ピートモスに水を含ませてから少し大きめのポットか鉢に詰めます。
メネデール(発根促進剤)は使いませんが、十分に発根します。
ピートモスが不足する場合は、鹿沼土を半分程度まで混ぜても構いません。
鹿沼土も水を吸いにくいので、良く掻き混ぜてください。
ピートモスは必ず無調整のものを使って下さい(調整済みのものも市販されているので要注意)。
また水を含みにくいので、水を張ったバケツに入れて良くかき回します。
穂木
2023/9/25
やや細めの枝を根元から切り、何本かに分けて挿しました。
穂木を採ったらさっさと処理してください。
出来れば水に漬けるなど、生け花と同じような処理をすれば確実です。
大きめの鉢を使えば水管理が楽になります。
カッターナイフなどで斜めに綺麗にカット。
芽の少し下を切れば発根率が上がると言われてます。
用土に挿して・・・
木陰に置く。
必ず木陰においてください(日向では根が出るまで持ちません)。
管理
月に一度か二度ほど鉢を持ち上げてみてください。
軽いようなら水遣りします。
ただし水が多すぎると発根できず枯れるので、必ず持ち上げて軽いことを確認するようにします。
翌年2024/1/20
挿してから4ヶ月ほど経ちました。
今回は細い枝の方が成績が良いようです。
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