水耕栽培ができるほど、水菜はごく当たり前に簡単に育ちます。
ところが意外なことに栄養豊富で繊維も多く、とても体に良い野菜です。
この水菜、自作するととてもおいしい。
パセリも作るとおいしいですが、水菜も自作すると別の食べものです。
簡単な栽培方法とシンプルなサラダレシピをご紹介します。
水菜のサラダ
普通は鍋料理で食べることが多いですが、サラダが想像外のおいしさ。
ただし市販の水菜をサラダで食べるのはキツイでしょう。
自作の水菜は、ぜひサラダで食べてください。
市販野菜はどうしても繊維が太く固い(肥料が効きすぎている)。
水菜のサラダで御座るか?
そうなんだ。これがおいしいんだよ。
白菜のサラダや水菜のサラダは想像以上においしいよ。
白菜サラダと同じようにツナが合います。
ドレッシングはオリーブオイルとお酢で、シンプルな味を作ってください。
市販のドレッシングでは余計な味や香料が強烈で、水菜の良さを消してしまいます。
自作ドレッシングなら「繊細な日本の野菜」の「繊細な味や香り」を堪能できます。
食べ物は何もかも自作する方向でお願いします。ジャンクフードに慣れた体がリセットされますよ。
こちらは薄切りハムを散らした。
カリカリに焼いたベーコンも合う。
これもドレッシングで美味しく食べられます。
やはり「新鮮さは正義」ですね!
種を直播きして作ります
その他の野菜の栽培方法はこちらです 野菜一覧表
生育適温が15~25℃なので、真夏や真冬以外なら成長します(4~6月、9~10月辺りに種蒔き)。
日向を好むので陽当たりの良い場所が必要です(実は日陰でも育ちます)。
アブラナ科(キャベツ・カブ・白菜など)なので連作障害に注意。
水菜は直播きでも苗作りしてもどちらでも構いません。とても簡単。
直播きで間引きから食べ始めても良いし、間引きが面倒なら苗作りします。
畑との距離や、畑に行く頻度に応じて都合の良い方法を選んでください。
プランターや鉢でも勿論可能です。
どの方法でも問題無くおいしい水菜が出来ます。
なによりも「まずは自作してみる」ことが大事。
始めてなら秋に種蒔きするのが無難でしょう(冬越えして春先まで食べられる)。
水菜と聞くと「水ばっかりみたい」ですが、実は栄養がとても豊富な野菜です。
普通は株間5cm位で育てながら食べていきますが、株間を広くして一本立ちにすると、一株(一粒の種)でも直径20cm程の大きな塊になります。
一株で一回分のサラダには十分すぎる大きさまで育てることもできます。
自作の水菜は大きくしても固くならないので、ドンと大きく育てるのも面白いものです。
肥料をやり過ぎないように注意してください。
肥料が多いと市販野菜のように繊維が太くなり硬くなってしまいます。
また肥料が残った野菜は、余計な味がするし直ぐに傷みます。
苗作り
苗から作る方法です。
今回は一番作りやすい10月に種蒔きしています。
発芽適温:15~25℃
生育温度:0~35℃(適温は15~25℃)
土壌酸度:pH6~6.5
中サイズのプラグトレイ(ポットでも構いません)の各マスに数粒づつ蒔きます。
発芽させるためにやや温度をあげてやります。
発芽さえしてしまえば、10月でも十分に育ちます。
春に作る場合は、抽苔(とうだち)するので、株が小さいうちに収穫してください。
10/14 加温すれば4日ほどで発芽します。
少し寒いのでビニールで覆って保温。
10/19 本葉二枚。
下から根が出ないように、プラグトレイを持ち上げてます。
定植
10/21 本葉二枚ほどで定植します。
普段使いの畑に植えるなら肥料は不要です(畑には前作の肥料が残っているものなので、あらためて肥料を入れる必要はありません)。
「おいしさのためには肥料を少なく育てる」を基本にして下さい。肥料が多いと硬く筋っぽく腐りやすい野菜になります。
日向を好むので陽当たりの良い場所が必要です・・・実は日陰でもそれなりに育ちます。
家庭菜園では、色々な日照条件に植えた方が収穫期間が長くなり、却って台所に喜ばれます。
ただアブラナ科(キャベツ・カブ・白菜など)なので連作障害に注意してください。
今回は少し早く育てたいので、ビニールトンネルを使います。
こちらは小カブ。
9月の末に蒔いておいたもので、ちょっと蒔いておきさえすれば食べられるのが家庭菜園の良さ。
色々な野菜を少しずつ作ってください。
生育適温(15~25℃)を下回ってきたので、小カブごとトンネルに入れました。
135cm幅の透明ビニールマルチを使用。
暑くなりすぎるようなら、穴を空けて温度調節をします。
手前が水菜、奥が小カブ。
11/17
播種から40日経過。
11月になってもしっかり育ちます(時々間引いて食べてる)。
小さいうちなら間引いた株を植え替えても育ちます。
こちらは小カブ。
小カブも11月でも育ちます。
収穫
収穫と言っても、水菜は一遍に収穫するわけじゃありません。
食べる分を畑から持ってくるだけで、無くなるまでずるずると収穫が続きます。
9月以降に種蒔きしたのなら、翌年の春先まで食べられます。
当地では4月半ばには抽苔します。
食べる分だけを混んでるところから間引きます。
こうすると残った水菜が大きい株になります。
サラダと水炊き用に数本抜いてきました。
畑に残してあるのは、この倍ぐらいの大きさまで育ちます。
小カブも少し収穫しました。
小カブと言っても結構大きくなります。
これもおいしい。
翌年の4月には抽苔します。
蕾のうちなら柔らかいので食べられます。
収穫を手伝ってくれたミケとゴンズの親子。
お手伝いをどうも。
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