プランターでも栽培可能な家庭菜園向きのイタリアンパセリ。
イタリアンパセリは、葉の縮れた一般的なパセリより病気に強く、育てやすい野菜です。
冷涼な気候を好み、真夏の強い日差しが苦手なので、半日陰でも十分に育ちます。
特徴や栽培方法などをご紹介します。
パセリのサラダと炒め物
パセリのサラダが凄くおいしいのをご存知ですか?
「パセリなんてトンカツのオマケで食べ物じゃない」と思ってませんか。
実は自作するとパセリはメチャクチャおいしいんです。
普通にサラダでモシャモシャ食べるのがおいしい。
ただ土地を選ぶようで、いきなり枯れたりもします。
オランダパセリ(葉の縮れた一般的なパセリ)を育てにくい場合は、イタリアンパセリをお試しください。
サラダも炒め物も。
飾り物やオマケではない「普通の野菜」として食べておいしい。
イタパセの特徴
その他の野菜の栽培方法はこちらです 野菜一覧表
イタリアンパセリも地中海原産です。
本来なら「強い日射し、乾燥、高いpH」と思われるのですが、イタパセは日射しが強いと葉っぱが固くなってしまいます。
「半日陰で育てる」と柔らかい葉っぱを収穫出来ます。
草丈は 20~30cmで、6~7月に開花、生育適温は15~20℃。
耐寒性も耐暑性も有ります(冬越しできる)。
一年中収穫できるので、キッチンやベランダで育てれば好きなときに使えます。
栄養価など
イタパセは、ビタミンやミネラルなどの栄養を豊富に含んだ野菜です。
能書きはアレコレ有りますが、自作した新鮮なのを食べれば黙っておいしい。
おいしさこそ栄養があることの証明でしょう。
イタパセはトンカツに載ってるパセリと違って、平べったい葉っぱで、少し苦味があり大人の味の野菜です。
遠慮なく大量に使ってください。
イタパセは「飾り物」ではありません。
どんな料理に使うにしても、多いほど旨い(単純なサラダでも食べてみてください)。
市販苗の購入(ここが山場)
この頃は苗を市販しているので購入します。
連休の直前に苗屋さんで購入してください。
連休に入る前に購入するのがミソで、この時期なら良い苗を選び放題です。
適当に雑に購入せず、しっかり見極めてください。
ここがパセリ栽培の最大の山場です。
良い苗さえ手に入れば、ここから先は雑でも大丈夫。
苗屋さんの苗とホームセンターの苗をよく見比べてください。
良い苗を売ってるホームセンターは多くありません。
苗の出来の善し悪しがその後の成長を決めます。
定植
ここでは畑に植えてますが、鉢やプランターでも十分に育てることが出来ます。
また屋内での育成も可能です。
日の当たる窓際やベランダに置いて育ててください。
イタリアンパセリは意外と根の量が多いので、一株に付き直径20cmほどの鉢を使います。
畑に植える場合は、半日陰に植えつけます。
畑には「牛糞堆肥+苦土石灰」を使います。
pHを上げるために苦土石灰を忘れずに使ってください(一株に一握りほど)。
追肥は葉色を見ながら、液肥や化成肥料を与えます(肥料が多いと不味くなるので、なるべく少なく)。
また苗の周りに草マルチをして水跳ねを防ぐと、病気予防に効果的です。
収穫
高さが20cm程になれば収穫出来ます。
ハサミで切り取っても良いし、指先で折って採ることもできます。
3株ほど育てていればサラダでバリバリ食べられるほど大量に収穫できます。
水分の少ない葉っぱなので冷凍もできますが、やはり新鮮な方がおいしいです。
収穫するときに枯れた葉っぱや萎れた葉っぱを取り除いてください。
空気がよく通るようにしてやると、次々に新しい葉が出てきます。
また花芽が付いたら取ってやらないと葉の伸びが鈍ります。
購入リンク
苗をネットで購入すると送料が高いので、ご近所の苗屋さんなどでの購入をお勧めします。
5月の連休前なら、良い苗を入手することができます。
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