初心者におすすめのサツマイモ3品種の特徴や栽培方法、干し芋レシピなどをご紹介します。
簡単に植え付けるだけで大収穫できる野菜なので、里芋と並んでお得感が強いです。
甘いサツマイモの品種
品種は大きく分けて「ネットリで甘い」と「ホクホクで甘い」の二種類です。
「甘くないサツマイモ」もありますが、ここでは扱いません。
「ネットリで甘い」品種は安納芋か紅はるか ← 干し芋に合う。
「ホクホクで甘い」品種は鳴門金時 ← 焼き芋に合う。
この3品種で十分でしょう(サツマイモは品種数が30も有るとのことです)。
干し芋には安納芋か紅はるか。
焼き芋には鳴門金時。
安納芋の焼き芋はお菓子のようです。
大学芋は味を付けるので、どの品種でも旨い。
栽培方法
その他の野菜の栽培方法はこちらです 野菜一覧表
サツマイモは苗から育てます。
適期には苗を売り出すので購入しますが、希望の品種が市販されていない場合は、ネットで購入可能です。
苗の入手
どの品種の苗もネットで購入可能です。
10本入りなので、家庭菜園には十分な量。
食べきれないほど収穫できますが、長期保存も可能なのでタップリ作ってください。
畑の準備
サツマイモは乾いた痩せた土地で育てます。
畑のpHは5.5~6と低いので作りやすい。
痩せ過ぎの畑の場合は牛糞堆肥を入れ、pH調整が必要なら苦土石灰も投入。
なお前作の肥料が残っているとツルボケするので、肥料は無しで構いません(追肥も無し)。
乾燥地が好きなので、畑の湿度に応じて高畝にして下さい。
なお連作可能なので、畑の回転に気を遣わずに済みます。
苗の植え付け
岩手中部では6月になってから植え付けます。
苗が萎れているようでしたら、植え付け前に浅い水に漬けて回復させます。
苗の先端を南に向けて植え付けます。
長期間(4ヶ月ほど)の栽培になります。
地温を上昇させ草取りの手間を省くための黒マルチも有効です。
育成
何もすることがありません(追肥もしない)。
草取りをするぐらいです。
収穫
時々試し掘りをして大きさを確認します。
手頃なところで収穫(全くの手間無しで収穫を迎えます)。
早すぎるよりは遅すぎる収穫の方がおいしいです。
また追熟が必要なので、土を付けたまま倉庫などで一月ほど寝かせます。
時々食べて具合をみてください。
保存する場合は、土を落とさずに乾かし、一個ずつ新聞紙に包んでください。
10~15℃の場所に置いておけば数ヶ月は保ちます。
手作り干し芋の作り方
ネットリしたおいしい干し芋、実はとても簡単に作れます。
サツマイモを茹でて切って干すだけ。
天気が良ければ2日で完成!
ポイントは品種選びと天気です。
紅はるかを選んでおけば間違いないでしょう。
自作のサツマイモの場合は追熟してから調理します。
湿度が低くないと上手く出来ないので、晴れが続いた秋晴れの日に作ります。
サツマイモを水から30分ほど茹でて(茹ですぎぐらいが丁度良い)、皮を剥いて縦に切る。
ザルに並べて天日で一挙に干し上げてください。
サツマイモがあれば、好きなときに好きな分だけ作れる干し芋。
下手なお菓子よりもよほどおいしいです。
甘い品種を選び、天気だけ気を付けて作ってください。
干し芋作り・・・サツマイモ栽培よりもこっちにハマってます。
まとめ
岩手中部では寒い年には大収穫にはなりません。
また味も落ちるなど、年による当たり外れがあります。
栽培では「なるべく長期間に亘って暖かい状態を保つ」ようにする必要があります。
なお岩手中部では里芋の方が安定してうまくできます。
サツマイモは新鮮さのアドバンテージが無いので、自作するより市販品を購入するほうが良いかもしれません。
ただ大量に採れるので面白い野菜ではあります。
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