里芋栽培|開始時期・肥料・芽かき・収穫時期など失敗しない育て方

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里芋は30倍に増えるので、畑1m四方で十分な収穫があります。
しかも自作すると別格のおいしさ。
味があり滑らかでネバネバの濃さも凄い。
里芋も自作する価値の大きい野菜です。

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収穫

いきなりですが収穫から。
春先に畝50cmごとに種芋を植えました。
そのうちの2個「たった2個の種芋」の結果がこれです。
毎年30倍に増えます。
これが最高においしいんです。しかも30倍・・・お得です。

周りに付いてる子芋を外すとこうなります。
これを頂きます。
うまいです!
自作の里芋はホントにおいしいので、気合を入れて作ってください。
里芋のレシピは下の方にあります。

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栽培方法

その他の野菜の栽培方法はこちらです 野菜一覧表

おいしい里芋は作らないと食べられません。
まずは種芋を植える畑の準備から。

畑のpHは6~6.5(苦土石灰は少量で平気です)。
水位高目の湿気た畑に植えつけます ← これ大事。
また毎年、別の場所で栽培するようにして下さい(連作障害が出ます)。
もし普段使っていない畑(草っ原)があれば、そこで栽培すると最高においしくなります。

野菜は堆肥(と太陽の光)で育てるものですが、特に里芋はそうです。
殆ど堆肥で育てるような気持ちで、堆肥を大量に入れます。
種芋を植える場所をスコップで深く彫り、下の方に牛糞堆肥を流し込み、土を載せてカバーします。
11月まで育てるので堆肥をしっかり入れてください。

また地温を高く保つためにマルチします(里芋は地温が高いと良く育つ)。
畝は平らで構いませんが、土寄せをし易いように通路を広く確保しておいてください。

水位が高めの畑を使います。
畝の長さは5mもあれば、食べきれないほど収穫できます。
家族2人なら1mに種芋2個で十分です。

芽出し-4月中旬

5月中旬に植えつけますが、その前に芽出しをしておきます。
岩手は寒いので栽培期間を少しでも長くするため、4月中旬には芽出し処理を始めます。
面倒なら芽出しはしなくても大丈夫。収量が少し減るだけ。

種芋をポットや箱に入れ暖めます(裸のままで芽が出ますが、上から土か籾殻などをかけても良い)。
暖かい場所(25℃以上)に置いておくと、半月ほどで芽が出るので、その頃までに畑を用意してください。
もし「逆さ植え」するなら、芽があまり長くなる前に畑に植えます。
もし長くなってしまったときは、逆さに植えずに普通に植えてください。

逆さ植え(クリックで開きます)

芽を下向きにして植えます。
強い芽だけが出てくるので、芽欠きの手間が少し減ります。
土寄せの回数も少し減るのと、子芋が減って大きめのが増えます。
子芋が好きな場合は逆さにしないで植え付けます(芽欠きも余りしない)。
逆に大きめが欲しい場合は逆さ植えをお試しください。

植え方-5月中旬

芽出しをした種芋を植えつけます。
逆さ植えをすると適度にストレスかかり、大きめの芋が増えます。
普通に植えても十分な収量はあるので、逆さ植えに拘る必要はありません。

マルチした畝に50cm間隔で一列に植えます。
里芋は種芋の上部に親芋ができ、その親芋の周りに子芋ができるので、種芋は深く植えつけます。
植えつけた種芋の天辺から10cmほどは土をかけてください(更に後で土寄せします)。

5月中旬に種芋を植えます。
芽がマルチを持ち上げたら穴を空ける。
6月にはその芽が伸びてきます。

追肥と土寄せ-8月

6月半ば迄には芽が出揃います(芽がマルチを押し上げ始めたらマルチを破ってください)。
8月にはマルチを剥がして追肥と土寄せをします。
9月は土寄せだけです(肥料を切る)。
10月後半には収穫です。

芽欠きはしてもしなくても構いません。
プロではないので大きさに拘る必要は無く、芽欠きをしない方が子芋が多く収量も増えて楽しめます。

そろそろ土寄せします。
マルチは剥がします。

8月に入ると一挙に育ちます。

収穫-10月中旬

11月には霜が降りて葉が枯れます。
それまで待っても良いし、少し早めに収穫しても構いません(9月中旬でもそれなりに育ってます)。
深く土をかければ真冬でも雪の下から掘り出せます(目印の杭を立てておく)。
もし全部収穫するのであれば、子芋をバラさずに親芋ごと籾殻に入れておけば傷みません。

里芋を掘り出すのは最高に楽しいです。
収穫するのが一番楽しい野菜と思います。
想像以上に増えてるので嬉しくなっちゃいます。

30倍ぐらいに増えました。
とてもお得な里芋栽培。
いよいよ食べる時が来ました!

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里芋のレシピ

岩手県北上市のブランド品は二子芋(里芋)だそうです。
一度買って食べてすっかり気に入り、毎年自作してます。
ハッキリ言って自作すると二子芋よりうまい。

茹でるだけ

小さい芋を皮ごと茹でて、熱々を皮を剥きながらお醤油を付けて食べる。
なんと言ってもこれが一番美味しい食べ方でしょう・・・里芋の代表的レシピ。

煮っ転がし

これも良いです。
余計な物を入れず、ストレートに里芋だけで。
里芋のおいしさがモロに来ます。

ただの煮っ転がし。
素材が良いから何をしてもうまい。

作り方

最初に里芋をスポンジの目の粗い方でこすって皮を剥きます。
もし簡単に剥けないようなら新鮮じゃないので、別の方法で食べてください。
新鮮じゃない野菜は味を濃くして「調味料で誤魔化して食べる」。

材料は里芋500gだけ。
調味料ですが「薄味が好き」「甘くないのが好き」など好みがあります。
また醤油の塩分なども異なるので目安です。
つまみ食いして加減して下さい。

  • 昆布だし 適量(無ければ「水+和風だし」)
  • 醤油 大さじ2
  • 砂糖 大さじ2
  • 味醂 大さじ3
  1. 皮をむいた里芋を鍋に入れ、醤油、砂糖を里芋に絡めて強火にする。
    未だ昆布だしを入れません。
  2. 里芋を転がしながら煮詰めます。
    多少焦げた方が香りが出ます。
  3. 水分が飛んだら、里芋ひたひたに昆布だしを入れて中火で煮ます。
    落とし蓋をしてください。
  4. 串が簡単に通るようになるまで煮たら、味醂を加えて掻き混ぜます。
  5. 火を止めて蓋をして蒸らす ← 大事
  6. 以上でおいしい里芋の煮っ転がしの完成です。
    出来たてがおいしいし、食べ残した翌日も味が中に入っておいしいです。
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その他の情報

畑について

岩手では里芋に虫は付きません。
新しい畑で作る限り病気にもなりません。
毎年、少しずつ場所をずらして栽培すれば簡単に栽培できます。

根は垂直、水平方向ともに1mほど伸びます。
通路を広くとり、また下方向も深く耕します。

同じ場所を畑として使っていると、どうしても土が傷みます。
輪作することで連作障害は防げても、やはり無理があるので、病気や虫食いが増えます。
なるべく畑を休ませながら栽培できるように計画して下さい。

一度使った畑は3年ほどは草ボウボウにして休ませるようにすると、とてもおいしい野菜が採れます。
休ませると草だらけになるので耕すのは大変ですが、おいしさのためなら我慢ってことで。
休ませた畑で育てると、どんな野菜も目に見えて育ちが違います。

品種別の栽培法

家庭菜園で作るなら、どの品種でも栽培法に大差ありません。
プロが里芋でお金を稼ぐとなれば別ですが、家庭菜園では常識的に育てればどの品種でも十分な収穫があります。
里芋の場合、品種よりも畑のコンディションの方が味に響きます。
良い畑で育て、本当の里芋の味を堪能してください。

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