札幌大球キャベツの本州での育て方|栽培の時期やレシピ

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漬物に良く合う巨大キャベツ「札幌大球(2号・4号)」を育てます。
葉がやや厚く歯応えのあるキャベツで、千切りや漬物に向いてます。
4月と6月に苗作りし、6月の分は冬の食料になります。
ただ暑さには弱いのでそのつもりで作ってください。
※2023/9追記:この年は気温が高すぎて札幌大球は完成まで行きませんでした。

ここ数年は暑くなってきたので、札幌大球は夏を越えられないことがあります。
四季穫など、やや小ぶりの品種であれば問題ありません。

興味があるところを読む

レシピ

なんと言ってもザウアークラウトが一番美味い!
余計な手をかけるより簡単で美味しい。
こちらの記事をご覧ください。

外葉を大事に

札幌大球は外葉が巨大に広がります。
外葉を大きくしないと球も大きくならないので、十分に広げさせてください。

キャベツは外葉が大事。
太陽光パネルと同じように、外葉でエネルギー(栄養)を得ています。

キャベツの育て方

その他の野菜の栽培方法はこちらです 野菜一覧表

  • 使用品種:札幌大球
  • アブラナ科(大根、白菜、カブ、小松菜、水菜、高菜、ルッコラなど)
  • 連作障害あり(2~3年)
  • 播種時期:3~7月初旬
  • 発芽時の地温:15~30℃
    結構低温でも発芽します
  • 生育の適温:15~20℃
    5~25℃の範囲で生育し、ー4℃まで耐えられる
  • 土壌酸度:pH6.5~7
  • 畝高:やや高く
  • 株間:80cm以上
  • 畝幅:100~200cm
  • その他
    日向で育てます。
    定植は早めでも問題ありません。

※岩手県中部に於ける、ここ10年ほどの実績に基づいています。

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畑の準備

キャベツと白菜は同じ科なので、連作障害に気を付けて下さい。
またキャベツは白菜よりも少し畝を高くしてやります。
畝立て時に牛糞堆肥と苦土石灰を入れます(化成肥料は定植時に入れる)。
最適な土壌酸度はpH6.5~7なので、ほぼ中性にしてください。

防虫用の網

ここ(岩手県中部)では9月まで蝶々が居るので、網掛けまたは防虫剤が必須です。
防虫網 と ダンポールのセット、またはGFオルトランを使ってます。

完成まで網の中で育てる場合は、1.8m幅の網を2枚重ねて使います(内径2m)。
定植から二ヶ月程度までなら2.5m幅の網(内径1.4m)でも育てられます。
薬で防虫する場合は、8月に最後の散布を行います(岩手中部では9月には虫が減ります)。

オルトランの薬効は一ヶ月。
8月に最後の散布を行えば、9月には薬効が切れます(収穫は11月以降)。

内径2m。

内径1.4m。

追肥や土寄せで何度か網を開閉するので、簡単にできるように工夫してください。
例えば網の重ね目やダンポールとの接続にクリップを使う(ステンレス製のクリップを使ってください)。
またスカート部分の土を凹ませておき、少し重い棒などを置いて網を押さえるなど。

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苗作り

札幌大球の苗は市販してないので自作します。
苗の自作で大事なのは・・・
軽い培養土を使う
夜は温めない
この2点さえ気を付ければ良い苗になります。

<軽い培養土を使う
肥料の入っていない軽い培養土を使います。
安物の重い培養土でも発芽までは同じように行くのですが、その後の成長に差が出ます。
これは実験すれば直ぐ分かります(苗作りは一ヶ月ほどなので結果も直ぐ見える)。
軽い培養土は空気を多く含み「根の生長には空気が必要」と実感されると思います。
この軽い培養土ですが、さらっとしててなかなか水を吸わないので、ゆっくり吸水させてください(水をジャージャーかけると種が流れることがある)。

昼夜地温25℃を保てば3日で発芽します。
春先は温度が低いので、筆者は発泡スチロールの箱に小さいアンカを入れて保温してます。
箱の中のポットの地温は調理用の温度計を箱の上から挿して見てます。
管理されたハウスやビニール温室なら良いのですが、筆者のように箱で作っている場合は、発芽したら間髪を入れず外に出して陽に当てて下さい(3日目には確実に発芽するので、芽が出ていなくても外に出して構いません)。

4/12
加温すれば3日で発芽します。

夜は温めない
発芽したら昼間は陽に当て(地温20℃が目標)、夜は放置します。
凍るほど気温が下がる場合は屋内に入れますが、このとき暖めてはだめで、夜間に地温が高いとどうしてもヒョロっとなります。
水分ですが、ポットを持ってみて軽いようならやって下さい。
少しぐらい水分が多くても、夜の地温を上げなければヒョロ苗にはなりません。

肥料は私は液肥を使っています。
窒素量を加減したいので無肥料の種蒔き用の培養土を使い 液肥(6-10-5)で育ててます。

本葉が2~3枚になったら間引いて一本にし、4~5枚になったら定植。
種蒔きから一ヶ月ほどで苗が完成しますが、季節や天候によって変わるので、葉っぱの枚数で判断して下さい。
間引くのが可哀想で二本に分けたりすると、やはり苗の成績が下がります。

液肥での肥料管理が面倒ならマグァンプの小粒をお薦めします。
窒素成分が少なく肥効が二ヶ月続くので苗作り及び定植時の初期肥料に使えます。
培養土に少量混ぜてください(肥料が多いと徒長に繋がります)。

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定植(畑に植え付ける)

植え場所を少し掘って穴を空け、中に水を入れ、土とグチャグチャしてから植え付けます。
キャベツの苗は少しぐらい深植えしても枯れたりしないですから、あまり神経質にならないでください。
なお雨水が溜まりやすいように、苗の部分が少し凹んでいれば最高です。

植え付けたら化成肥料を苗の周りに埋め込みます。
網掛けしていても虫が居るようなら GFオルトランネキリトンなどを同時に使ってください。
オルトランは「効果が出るまでに一週間、効き目は一ヶ月」なので、定植時に一度だけ使います(収穫まで数ヶ月かかりますが、定植して一ヶ月もすれば網だけでも虫に負けません)。

ここでは苗3個は9月までオルトランで防除し、1個は小さいうちだけ網で防除しています。
薬で防除する3個には、一ヶ月に一度の薬の投入が必要です。
これを8月まで続けます(薬効は一ヶ月)。

5/18
こちらは薬で防除する苗。

5/18
こっちは網で防除する。

育成

定植したら、最初の一週間ほどは水をやります(雨が降れば不要)。
その後、半月ごとに追肥して下さい。
最初に外葉を一挙に大きくしたいので追肥を忘れずに

光合成をして栄養を作るのは緑色の葉の外葉だけです。
中心の球(丸い白い葉)は外葉の栄養により作られます。

外葉の大きさで完成時のキャベツのサイズが決まります。
ただし巻き始めたら追肥は禁止
肥料がいつまでも効いてると、不味いキャベツになります(硬い、芯の部分が苦い、匂いがする、腐りやすいなど)。
おいしいキャベツは「水みたいにさっぱり」してます。
収穫時に畑に捨ててきた外葉が、ずっと残ってるようなら肥料が切れて良くできている証。
もし腐るようなら肥料の切り方が遅かったと判断してください。

「大きい野菜」を狙わず「小さくて美味しい野菜(繊維が細い)」を目指してください。肥料を多く使うと大きく育ちますが、どうしても繊維が太く硬くなります。

有機肥料は使わない方が無難です。
「有機」と言っても何が有機なのか、何が入っているのか、どの程度混じっているのか分からないので、肥効の長さを判断できません。
化成肥料であれば自分の畑での肥効はほぼ同じなので、肥効の制御が簡単になります。

いよいよ夏を迎えますが、今回も無事に乗り切ることを願ってます(暑さに弱く、何度か夏越えできないことがありました)。

※2023/9追記:今年は気温が高すぎて札幌大球は完成しませんでした。

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苗作りに使う培養土です。とても軽くて空気を多く含むため根張りの良い苗を作ることができます。
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