庭・畑の雑草対策|固まる土やシート不要な最強グランドカバー

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雑草対策としてクリムゾンクローバー、ナギナタガヤ、ヘアリーベッチ、シロツメクサなどを育てました。
グランドカバーや緑肥として、また日陰や日向での成長具合、手入れの手間などを試験したのでご紹介します。

興味があるところを読む

クリムゾンクローバー

雑草管理に関する記事の一覧はこちらです。

岩手県中部でのクリムゾンクローバーの栽培記録です。
結果:やはり雑草よりは弱く、放置状態では自然に消えてしまいました。結果へジャンプ

播種

7/1 播種。
これは発芽の確認用。

7/3
プランターに蒔いて少し育ててから定植します。
種を蒔いて覆土した方が間違いなく発芽率が良い。
と言う事は、畑への種蒔きでは、軽くでも良いからレーキでかき回す方が良いと言うことのようです。

7/4 
覆土した。

7/4
こちらは覆土していない。

定植

9/6
播種から二ヶ月。
順調に成育中。
混みすぎて弱ってきたので定植。
大部分は畑に定植し、観察用に数本だけプランターに株分け。

9/6 
播種から2ヶ月経過。
向こうの丸鉢はマキバシロ。

9/18 
プランターの苗を畑に定植。

9/18 
一部は株分けして別のプランターへ。

9/25
少量の花が咲いた。

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翌年

5/13
冬越しして花が咲いた。
つまり「岩手中部で冬越し出来る」。
フィア(白クローバー)と違ってあまり密植しない。

5/31
グランドカバーには少し背が高い。

5/31
花はこのような雰囲気。

背が高いだけに倒れやすい。

7/7
種ができました。

まとめ

少し背が高いことと、あまり密植しないのでグランドカバーとしての使用はやめました。
なお実際に畑へも種を蒔いていたのですが、雑草に負けてしまいました。
花は可愛らしいのですが、密植しない(倒れやすい)、雑草に強くないという事が分かりました。

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ナギナタガヤ

「ナギナタガヤは夏場に枯れる」と言う特殊な性質なので、草マルチや雑草抑制に使えます。
しかもそのまま置いておけば堆肥にもなる。
「これで雑草より強ければ最高」と思い5年間に亘り育てたときの記録です。
結果:放置状態で3年ほどは自生しましたが、5年は持ちませんでした。結果へジャンプ

種と種蒔き

種は現時点では楽天で入手できるようで、製品自体はタキイ製です。
1kgのパックで5千円ほど。

ナギナタガヤは夏場に枯れると言う特殊な性質なのでマルチの代わりになる。
またそのまま置いておけば堆肥にもなる。
これで雑草より強ければ最高です・・・生き物なので思い通りには行かないはず。

ナギナタガヤの効果や種蒔き方法はここを参照しました。
ナギナタガヤを実際に使うのは今回が初めてなので、どうなるのか全く不明ですが、せめて雑草の抑え役をしてくれると有り難いと思ってます。

下地作り

草刈りや除草しなくても蒔けるらしいですが、念のために除草剤を撒いて草の量を減らしておきます。
「9月の中ごろから、10月にかけて秋雨前線の雨量が多い時期」に撒きます。

9/3
除草剤を撒いてから草刈りしました。
刈った草が乾いたら集めて燃やして灰を撒き、更に油粕を入れてから種を蒔く予定。 
桜の木の下の方。
見えてるのは南高梅の苗木。

下から撮影。

9/5
草刈りした後で集めて燃やしました。
しばらく様子を見て、もし新たに雑草が生えてくるようなら再度除草剤を撒く。
完全に雑草が消えたようならナギナタガヤを蒔きます。

家の前のタンボの畦道から撮影。
茶色いのが除草して燃やした部分。
面積は80坪ほど。

種蒔き

9/16
上記の場所にナギナタガヤの種を撒きました。
朝露が多くて、雨が降ったのと同じような感じになるので雨を期待せずに撒いてみました。

雑草を枯らすための除草剤は2回。
全体では(開墾地を含む)20kgの油粕を投入。
開墾地には40kgの石灰も入れました(来年の春には要pHチェック)。
石灰及び油粕を入れてからは毎日雨が続いていたので、十分にこなれてると思います。

種が一カ所に固まらないように、培養土と種を混ぜてから蒔きます。

9/20
経過を手元でも観察したいので鉢にも蒔きました。
種はこのように細長い形をしています。

9/23
久しぶりの晴れ間なので気持ちよく見回りしてたらナギナタガヤが発芽してました!
ところが斜面の下の方ばかり発芽してる。
種を撒いた3日後に凄い大雨が来たので、斜面に撒いた種はほとんどが流されてしまって、下の方に溜まってしまったようです。
種はまだ1/3程残してるので、天気予報を見ながら再度蒔き直します。

斜面の下の方。
凄い密度で生えてる。

朝露を受けて育ってます。

ピートモスの上。
問題無く生えてます。

9/24
鉢に撒いた種も発芽しました。
細長い種が縦に割れて芽が出る・・・なるほど。
発芽直後はこんなに小さいので、草原に撒いたのは気が付かなかったようです。
と言うことは種を撒いて3~5日で発芽するみたい。

9/24
出ました。

9/26
鉢のその後の様子。
100%発芽してる。
一日に1cm弱伸びるようだ。と言うことは草原のは9/20頃には発芽してたんでしょう。

9/26 2日後。
一日に1cm位伸びる。

10/03
全体的に芽を出してます。
大きいもので高さ10cmぐらい。
鉢のナギナタガヤは根が長くなってきたので深い鉢に植え替えました。

10/3 
うっすらと緑色。
左側が濃いのは雨で流されたせい。

10/06
分岐しました。
根もしっかり増えてます。

10/6 
分岐の様子です。

ミツバチ

10/6
梅を植えた場所のすぐ上(桜の左)で昔の墓石に付いてるミツバチの塊を見付けました。
2日前からここにいたんだけど、写真に撮るのを忘れてた。
下二枚の写真は夜、静かになった頃に近づいて撮りました。
もしも日本ミツバチなら性格も大人しくクスリも不要で良い蜜が採れるんだそうです。

10/10
 開墾した場所の様子。
 こちらもしっかり伸びている。
 酸性土壌とか、石灰をこぼした上とか、土が露出していないとかに関係なく良く発芽してます。
 さすがアメリカ品種、ブラックバスやザリガニ並に元気なのね。

手前と左側。
手前は土が硬いけど平気。

鉢の様子。

稲刈りが始まった。
梅雨明け宣言無し。

ここは石灰を撒いてないが良く出てる。

杉の木の下(pH5.5の酸性土)。
軽く葉っぱを退けただけで蒔いた。

石灰をこぼした上に撒いた。
平気で発芽してる。

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翌年の春

冬を越えて翌年の春です。


5/5
一斉に麦の穂みたいのが出てきました。
花芽が付いています。

5/11
ツツジの花が咲く頃に・・・

5/11
こうなりました!
お見事。

11/5
9月頃にはすっかり枯れて、その後で新しい芽が出ました。
特に何もしてないんだけど、勝手に種がこぼれて大量に生えてる。
畑の中にまで生えてます・・・靴に着いた種で出たのかも。

11/15
これは新しく出た芽です。

11/5 
もう10cmを越えてます。

まとめ(結果)

春に伸びる → 夏に枯れ → 秋に芽を出し → 翌年の春にまた伸びる。
この状態が3年ほど続きました。
しかし少しずつ薄くなり、5年ほどで消えてしまいました。
やはり自然のままではダメなようで、数年毎の種蒔きが必要なようです。
種蒔きとなれば、また最初の下地作りからとなり、手間がかかるのでナギナタガヤはやめることにしました。

この他にヘアリーベッチやクリムゾンクローバー、シロツメクサなどを試しています。

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斜面にクローバー

 自走式の草刈り機を使うと、少しぐらい硬くて大きい草でも大して気になりません。
 つまり自走式草刈り機の入れる平らな場所をクローバーにする必要は無い。
 一方、斜面は刈払機しか使えないので、斜面こそクローバーにする価値があります。
 と言うことで、秋にかけて斜面のクローバー化の栽培結果です。

 手順としては・・・
 1,除草剤を撒き(雑草の根を枯らす)
 2,草刈りし(残った草を除去)
 3,下草が芽吹くのを待って再度除草剤
 4,播種
 この方法で試してます。
 なおここで使う除草剤は「葉から入って根まで枯らす」タイプのグリホサート系除草剤です。
 詳細な手順は以下の通り。

  1. 除草剤を撒く。
  2. 除草剤が回るまで12~24時間程度放置する。
    長時間放置すると草が倒れて刈りにくくなる。
  3. 草刈りする。
    地面が露出するよう丁寧に。
  4. 半月から一ヶ月ほど放置して、雑草や種の発芽を待つ。
  5. 除草剤を撒く。
  6. 除草剤が回るまで12~24時間程度放置する。
  7. 地面をガリガリして土面を露出する。
    草が伸びてても刈る必要はない(どうせ枯れるので)。
  8. 播種。
    斜面なので雨で種が流れないように踏ん付けるなどして鎮圧。
  9. 3日間は水が必要。
    曇りや雨の日を狙って種蒔きします。

8/12
 作業開始。
 雑草の根を枯らすため除草剤を撒いて24時間後に草刈り(長く時間を空けると草が倒れて刈りにくくなる)。
 種が土に密着しないと発芽率が悪くなるので、地面を少し削りながら丁寧に草刈りしました。
 明日は台風崩れの低気圧で大雨との予報なので、種が流れる可能性が有るので、明日以降に種蒔きします。
8/19
 除草剤を撒き → 草刈り → 一週間放置。
 これでまた草が出てきました。
 もう一週間ほど放置して草を出させ、再度除草剤を撒きます。

この斜面で実験します。

8/11 
除草剤をかけてから、翌日に草刈り。

8/19 
一週間後。

 9/2
 播種。
 除草剤 → 草刈り → 25日放置 → 除草剤 → ガリガリ → 播種 → 長靴で踏ん付け → 水遣り中。
 25日放置したら大分草が出てきたので、再度除草剤を撒いてから種蒔き(蒔きながら靴で踏ん付けた)。
 雨が降るとの予報でしたが、例によって天気予報はメチャクチャでちっとも降らず。
 仕方ないのでじょうろで水遣りしました。水遣り二日。
 良く見たら発根してる。

9/4 
播種後の水遣り中の様子。

9/4 
播種48時間後。

播種から72時間経過。

根の長さは1cmほど。

播種から96時間経過。

9/11 
播種9日後。
根が分岐。

本葉が一枚あります。

9/18
播種から16日経過。
斜面全体が緑色になってきた。
一部だけ液肥をかけてみた。

10/14
播種から42日経過。
完成。
びっしり生え揃いました。
9月初旬の種蒔きは、雑草に負けなくて快適。

まとめ

斜面へのクローバーは良い結果でした。
この後、数年を経ても消えることはありませんでした(雑草も少し出てきてます)。
種蒔きの時に斜面は雨で種が流れてしまうので、その辺を工夫する必要が有ります。

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平地にクローバー

記事の分量が多いので別記事としました。

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