グランドカバー|常緑で日向でも日陰でも種まくだけで育つか?

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土地に合うグランドカバーを探してます。
今回はヒメイワダレソウ(リッピア、カーペットグラス)がグランドカバーとして使えるかを確認します。
これは驚異的な発根力で有名。

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興味があるところを読む

15年後

雑草管理に関する記事の一覧はこちらです。

全く使わない畑に植えておいたのですが、3年後には消えてしまいました。
現在までに15年経過しましたが復活する気配は無くすっかり消滅。
牧草やクローバー、その他の雑草に勝てませんでした。

ヒメイワダレソウは海岸などに生えるので、悪条件の土地で育てる必要がありそうです。
好条件の土地では雑草の力が強く、ヒメイワダレソウは負けてしまうようです。

ヒメイワダレソウ

9/10
開始。ヒメイワダレソウの特性へジャンプ
島根県の業者よりポット苗を購入。
10cmのビニールポットに入って到着。
ポットの中は砂とか砂利。
つまり悪条件で育てないといけないと言う事です。

9/10
10cmポットで届きました。

中心の茎から3本の子蔓が出てる。
そのウチの1本からは更に孫が出てる。
孫蔓の先の方に根っこが出てる。

根っこ。
各節から根が出るようです。
増殖は簡単そう。

ヒメイワダレソウをブツ切りにして挿したり株分けしたりしてます。
水分過多にならないように鹿沼土をブレンド(トマト並の水分不足状態で育てた方が良さそう)。

10日で発根

9/20
早くも発根しました。
驚異的な早さ。

イワダレソウ2鉢を近場の畑に植え、取り木と同じようにランナーを所々土に埋め込んでおきました。
試しにちょっとランナーを引っ張ってみたら、これがちっとも抜けない。
「ん?まさかねぇ・・」などと思いつつ掘り返したら、すでに発根してました。

9/20 
この根の出方は凄い。
長いのは10cm以上ある。
わずか10日でここまで発根しました。

ランナーの先端でも綺麗に発根。

凄い成長力です。
根の長さが10cmを越えてるのもあるので、早く植場所を決めないと。
と言う事で、昨日作った畑の端の方に早速移動しました。

根の出たランナーはブツ切りにして30cm四方に一本ずつ植えた。
元株はバラバラにして、これも30cm四方に一塊ずつ植えつけた。
この様子だと、中サイズのプラグトレイに挿したブツ切りのイワダレソウは、一ヶ月もしたら根が下から出そう。
恐るべき成長力です。

9/23
こちらは同時に注文しておいた長野産のイワダレソウ。

10/4
長野産のイワダレソウも10日で発根しました。

定植

9/22 
この畑に定植しました。
位置と乾燥度視認用に鹿沼土でマーキングしてます。

プラグトレイのイワダレソウ

9/25
9/10にイワダレソウをぶつ切りにしてプラグトレイに挿しておきました(定着しやすいように日陰に置いた)。
既に下の方から根が出てきてるのが数本有るので、もう十分に発根してます。

9/25 
ブツ切りにしたイワダレソウ。
ブツ切りにしてから15日経過。

10/9
ブツ切りから一ヶ月経過して完璧に発根。
このまま冬越しさせます。

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鉢植え実験

10/9
畑に定植したイワダレソウが大分育ったので、数本抜いてきました。
また手元で育てていた長野産のイワダレソウも大分大きくなりました。
この二つをブツ切りにして鉢に植えることにしました。
プラグトレイの苗とともに冬越しさせます。

量が多いので座って作業します。
ハサミやプラグトレイやビールをそろえて準備完了。
土は畑から持ってきました。

これは長野産のイワダレソウ。
手元で丁寧に育てていたので、立派に発根してます。
発根状態を見ながら適当なサイズに切って、ポットに植え替えます。

こんな感じで切ってプラグトレーに入れ、後でまとめて土を入れる。
ちなみに右側のステンレス製の容器はビール入れです。
野良仕事にはとても良く、1時間ぐらいは冷たいまま飲めます・・・必需品😀

全部で60本出来ました。
他にプラグトレイの苗が90本ほど有るので、全部育てば150本。
一年目の練習には十分な量です。

ここで冬越ししてもらいます。
左の4つはミント、右の方に並べたのがイワダレソウ。
挿し木のブルーベリーなどもここで冬越しします。

まとめ(翌年の春)

 4/23
 一冬越えて春になりました。
 どうなったか?
 イワダレソウは少し葉が出てきてます。

4/23
イワダレソウ。
まだ半分以上寝てる。

この斜面のグランドカバーにする予定でした。


 ところで、雑草はどんな具合かと言うと、もう立派にぼうぼう生えまくり。
 つまりイワダレソウは春先のスタート時点で雑草に負けてる。
 これじゃぁいくら雑草を絶滅させてから植え付けても、翌年か翌々年には雑草が先に芽を出してしまうと思われます。
 と言う事でイワダレソウはこの土地のグランドカバーには向かないと言う結論です。
 どこか畑の隅にでも移植して、ひっそりと生きながらえさせてあげようと思います。

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ヒメイワダレソウの特性

以下の文章は新潟(原文はpdf)での試験栽培結果であり、必要部分だけを無断コピーしたものです。

【ヒメイワダレソウの特性】

  1. 6月上旬から9月にかけて白い小花を無数につけ、種子は結実しない。
    草丈は低く、通常は5cm程度である。ほふく茎の各節から分枝して急速に繁殖し、増殖は株分けでも挿し木でも容易に行うことができる。
  2. 高温性の植物だが根雪日数120日間でも問題なく越冬する。
  3. 消雪直後は、葉はすべて枯死脱落し、ほふく茎も茶褐色に枯れた状態となるが、気温上昇と共に新葉が発生する。
    春が遅い本県(新潟県)の中山間地域では新葉の発生が見られるのは5月に入ってからである。
  4. 日陰には適さず、ほふく性が劣り立性の草姿となり、徒長して花の付きも悪くなる。
  5. 多肥栽培では生育は早いものの過繁茂となって草丈は20cm以上にも達し、円形状に枯れ込みが発生する。

 【ヒメイワダレソウの生育と雑草抑制効果】

 ヒメイワダレソウの最大の特徴は生育が極めて早いことである。グランドカバープランツとしてアジュガがよく知られているが、被覆の進展はアジュガより著しく早い。
 当センターの試験では9月中旬にほふく茎を長さ30~35cmに切断して8本/㎡の栽植密度で移植したところ翌年7月末には地表が完全に覆われた。また現地試験では5月末定植で、およそ2ヵ月後には法面全面をほぼ覆い尽くした。
 地表を覆い尽くす状態になるまでは雑草対策が必要だが、法面全体が覆われてしまうと大きな雑草を抜き取る程度で対応できる。
 しかし、スギナに対する抑草効果がやや劣るので多発する所では対策が必要な場合もある。試験ほ場で検討を行った結果、スギナに効果が高くヒメイワダレソウへのダメージが少ない除草剤としてMCPPが最も有効であった。ただし、MCPPの散布は、法面全体が完全に覆われてからでないとヒメイワダレソウの生育が著しく抑制される。したがって、植え付け2年目から使用することが望ましい。

 【法面保護効果】

 法面を保護するためには根群の発達が重要である。ヒメイワダレソウは地表を覆うほふく茎のすべての節から多数発根するので根量が多い。
 地下5cm程度から根の分岐が多くなり、地下30cmまで土壌断面10cm×10cm当たり5~6本の主根があり、そこから無数の細根が分岐する。地下30cmより下方では根は1~2本となり、分岐しながら地下60cmまで根が分布している。
 このようにヒメイワダレソウは土中深くまで高密度で根群が発達するので法面保護効果は極めて高い。

 【ヒメイワダレソウ活用の実際】

  1. 増殖圃の設置
     苗の入手方法は一般的には園芸店や種苗会社から購入(ポット苗)である。
     購入苗を直接法面に植えようとすると多額の投資が必要となるので、まず増殖圃を設置し、芝生状に繁茂させてから順次法面に植え付けるのが経済的かつ効率的な方法である。
     増殖圃は転作田でも畑地でもかまわないが、日当たりと排水がよいことが第1条件となる。また、極度に地力が低い圃場では被覆の進展が遅くなる。増殖圃として・フ目的を達成するためには、条件の良い圃場を選定することが必要である。
     植え付け時期については、当センターの試験では11月中旬植えでも活着しているので夏季の高温乾燥期を避けて春か秋に植え付けるのが適当だが、秋植えでは低温期に向かうため、年内の生長はあまり期待できない。また、春植えの場合、新葉発生前の植え付け(4月植え)では活着率が低下する傾向がある。
     したがって、5月から6月に植え付け、翌年の5月から6月にかけて法面に植え付けるのが最良と思われる。
  2. 畦畔法面への植え付け方法
     植え付けにあたっては事前に除草剤を散布するなどして、完全に雑草を駆除しておくことが重要なポイントになる。
     効率的な植付け方法については平成13年度から研究を進める予定である。現段階ではまだマニュアルがなく、様々な植え方が想定される。
     また、植え付け1年目(繁茂する間)の乾燥には注意が必要で、乾燥状態が続くようであれば灌水を行う必要がある。
    1. 絨毯状に繁茂したヒメイワダレソウをクワ等で60cm×15cmの長方形に剥ぎ取り、法面に40cm間隔の市松模様で、芝の張り付けと同様の方法で植える。
    2. ランナー(ツル)を数本づつ束ね、40cm程度の条間で、すじ状に植える。
    3. 5~10cm程度の大きさに剥ぎ取って40cm~50cm程度の間隔に植える。
    4. もっとも確実な方法は、4月下旬の新葉発生前~発生始期にランナーを切断して9~10.5cm程度のポットに挿し木して育苗をした苗を40~50cm程度の間隔に植える方法である。
      この方法は育苗というステップが必要だが、植え付け作業は最も容易で乾燥の影響も受けにくく活着がよい。
      ハウス(無加温)で育苗すれば2週間~20日間程度で仕上がる。
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