スクナカボチャ(宿儺かぼちゃ)は、ホクホク系のカボチャで、普通のカボチャよりも簡単にホクホクになります。
「ただのカボチャ」なので栽培がとても簡単で、野菜作りが初めてでも難しいことはなにもありません。
直播でも苗からでも気軽に始められます。
種はこちらから購入しました(商標登録の関係で”飛騨かぼちゃ”という名前で販売しています)。
スクナカボチャの育て方
播種時期:5~6月
使用品種:スクナカボチャ(宿儺かぼちゃ)
発芽地温:25~30℃
生育適温:20℃前後
土壌酸度:pH6.5~7.0
畝高:標準
畝幅:100cm(育て方による)
岩手県中部に於ける、ここ10年ほどの実績に基づいています。
畝幅は広くても狭くても構いません。
ツルがあっちこっち勝手に伸びていくので、ツルを持って自分の好きな方向に誘導してください(こうしないと畑が大変なことになります)。
普段使いの畑なら肥料は要りません。
マルチは栽培時の気温に応じて使ってください。 マルチしてもしなくても、育ちに大差はありませんが、草除け対策にはなります。
ツルは好きな方向に伸びていきます。
実の付いてるツルを畑が空いてる方に伸ばします。
苗作りと定植
早めに作るなら、5月の初め頃に苗作りします。
地温30℃程度を維持すれば、4日ほどで発芽します。
ただのカボチャなので、苗作りも簡単。
このぐらいの根張りで定植します。
人工受粉と追肥
なるべく多く収穫したいのなら人工授粉を行います。
朝のうちに雄花の周りの花びらを削除して受粉させます(カボチャは、朝に花びらが開きます。花粉も高温に弱いので、受粉は朝のうちに行います)。
受粉作業のついでに追肥してください(追肥はこの一回で終わりです)。
根元が太くなってるのが雌花です。
これがあっと言う間に巨大化します。
受粉して10日ほど。
これはラグビーボール型(細長いタイプと両方発生するが味は変わりなし)。
これも受粉して10日ほど。
収穫
実の茎の部分を見て、茶色くなって木質化してきたら、そろそろ収穫です。
早すぎると水っぽく皮も厚いので、飽きるほど畑に放置してから収穫します。
放置しておいても傷んだりすることは無いので、ノンビリ待って収穫してください。
30cmを越えてきたら、もうやることはありません。
茎の部分が木質化してきたら収穫です(これはちょっと早かった)。
細長いのも丸いのも全部収穫。
やっぱり煮物
カボチャと言えば!
ホクホク系なので薄味でも美味しいです。
出汁と醤油・砂糖でさっと煮付けるだけで十分。
自作のカボチャをどうぞ召し上がれ。
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