茎レタスの育て方をご紹介します。
日本料理ではあまり使わないようですが、独特の歯応えを味わえる野菜で、皮を剥いて干すことで山クラゲになります。
茎レタス概要
その他の野菜の栽培方法はこちらです 野菜一覧表
メインで食べる部分は茎です。
葉も食べられますが少し苦みがあり、葉を食べたいのなら普通のレタスの方が良いでしょう。
ちなみに山クラゲはこれを干した物です。
茎レタスは栽培期間が3ヶ月ほどとやや長く、こちら(岩手県中部)は冬が早いので、春だけ栽培しています。
やや湿り気の多い畑で育てます(乾燥させてしまうと茎が割れることがある)。
特に難しい野菜ではないので、発芽直後の草取りにだけ気を付ければ簡単に育てられます。
今回は草の管理を楽にするために、一ヶ月ほどプラグトレイで育ててから定植しました。
この野菜は現在は作っていません。
プランターで育てる場合は、60cmプランターに二株です。
三株だと混みすぎます。
- キク科
- 連作障害あり(2~3年)
- pH6.5程度
- 発芽・生育温度は15~20℃
- 播種から収穫まで3ヶ月
- 株間はやや広く30cm
肥料食いなので割と広目にして下さい - 日当たりの良い風の抜ける場所で育てます
山クラゲの栄養成分
山クラゲは茎レタスを干したもの(市販品もあります)。
ビタミンEとC、カロテン、カリウム、カルシウムも多く含まれている。
アミノ酸やビタミン、ミネラルが豊富で、かなり栄養価が高い乾物として人気があります。
常温保存ができ、大変便利で使いやすい。
水で戻し、炒め物、野菜と和えたりしても美味しく召し上がれます。
栽培
5/29 杭が立ってるところはトマト。
その右側の2列に苗を定植しました。
6/22 定植から25日経過。
大分大きくなったので、もう草に負けません。
ここまで育てばあとは放任で。
それにしても多く作りすぎました。
収穫と試食
株が小さい頃に草取りをしただけで、ほっといてもここまで育ちます。
岩手中部では虫も付かずかなり育てやすい野菜です。
頭の方の葉っぱがうっすらと茶色い株が出てきたので収穫しました。
今回は見落としてしまい収穫が少し遅かった。
7/19 定植から50日経過。
種蒔きからだと80日経過。
試食
葉を取り、皮を厚く剥き、薄切りにして湯通し。
今回は素の味や歯応えを紹介したいので、単純にお醤油で食べました。
歯応えは、セロリよりは柔らかく、秋田フキぐらい。
味は特になく、やはりレタスです。
ちなみに葉っぱはちょい苦みがあり、口触りはあまりよろしくない。
元々、歯応えを楽しむ野菜なので、キンピラにしたり山クラゲとして使うのがお薦めです。
特に山クラゲの食感は面白い。
大量に食べる野菜ではない、畑に長く置けないなどで、家庭菜園向きではないかもしれません。
筆者(よかとん)はこの頃は作っていません。
葉っぱをむしって茎だけにする。
茎の皮は分厚く剥かないと太い繊維が残ってしまいます。
輪切りにして厚さ5mmぐらいの短冊状に切る。
タケノコのように節があります。
これをさっと湯通しして素早く冷水に。
今回はお醤油だけで食べました。
お醤油の味しかしない・・・歯応えを楽しむ野菜です。
山クラゲ
作り方は至って簡単。
5mmほどの幅で細長く切って天日で干すだけ。
コツは「天気の良い日を見計らって一挙に干す」こと(干しワラビやドライトマト作りと同じ)。
これをお湯で戻し、キンピラにしたり炒めたり煮物にします。
独特な歯応えがあるので、他の野菜が引き立ちます。
中国では束にして売ってるそうです。
まとめ
ハッキリ言って「市販の山クラゲを買っても大差ない」と思います。
ずっと畑の隅で作ってましたが、ん~、買っても良いかな?と言うレベル。
茎レタスを作るより理想白菜やキャベツの方がずっと重要。
小カブや春菊の方が重要。
オクラやキュウリの方が重要。
茎レタスは「畑が余ってるなら遊びで作る」程度かと思います。
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