雑草対策としてクリムゾンクローバー、ナギナタガヤ、ヘアリーベッチ、シロツメクサなどを試しています。
グランドカバーや緑肥として、また雑草との混生などを試験しました。
この記事ではナギナタガヤの栽培結果を紹介します。
ここは旧記事「野良 絨毯」からのリダイレクト先です。



ナギナタガヤ
雑草管理に関する記事の一覧はこちらです。
結果:放置状態で3年ほどは自生しましたが、5年は持ちませんでした。結果へジャンプ
「ナギナタガヤは夏場に枯れる」と言う特殊な性質なので、草マルチや雑草抑制に使えます。
しかもそのまま置いておけば堆肥にもなる。
「これで雑草より強ければ最高」と思い5年間に亘り育てたときの記録です。
種と種蒔き
種は現時点では楽天で入手できるようで、製品自体はタキイ製です。
1kgのパックで5千円ほど。
ナギナタガヤは夏場に枯れると言う特殊な性質なのでマルチの代わりになる。
またそのまま置いておけば堆肥にもなる。
これで雑草より強ければ最高です・・・生き物なので思い通りには行かないはず。
ナギナタガヤの効果や種蒔き方法はここを参照しました。
ナギナタガヤを実際に使うのは今回が初めてなので、どうなるのか全く不明ですが、せめて雑草の抑え役をしてくれると有り難いと思ってます。
下地作り
草刈りや除草しなくても蒔けるらしいですが、念のために除草剤を撒いて草の量を減らしておきます。
「9月の中ごろから、10月にかけて秋雨前線の雨量が多い時期」に撒きます。
9/3
除草剤を撒いてから草刈りしました。
刈った草が乾いたら集めて燃やして灰を撒き、更に油粕を入れてから種を蒔く予定。
9/5
草刈りした後で集めて燃やしました。
しばらく様子を見て、もし新たに雑草が生えてくるようなら再度除草剤を撒く。
完全に雑草が消えたようならナギナタガヤを蒔きます。
種蒔き
9/16
上記の場所にナギナタガヤの種を撒きました。
朝露が多くて、雨が降ったのと同じような感じになるので雨を期待せずに撒いてみました。
雑草を枯らすための除草剤は2回。
全体では(開墾地を含む)20kgの油粕を投入。
開墾地には40kgの石灰も入れました(来年の春には要pHチェック)。
石灰及び油粕を入れてからは毎日雨が続いていたので、十分にこなれてると思います。
9/23
久しぶりの晴れ間なので気持ちよく見回りしてたらナギナタガヤが発芽してました!
ところが斜面の下の方ばかり発芽してる。
種を撒いた3日後に凄い大雨が来たので、斜面に撒いた種はほとんどが流されてしまって、下の方に溜まってしまったようです。
種はまだ1/3程残してるので、天気予報を見ながら再度蒔き直します。
9/24
鉢に撒いた種も発芽しました。
細長い種が縦に割れて芽が出るのね・・・なるほど。
発芽直後はこんなに小さいから草原に撒いたのは気が付かなかったようです。
と言うことは種を撒いて3~5日で発芽するみたい。
9/26
鉢のその後の様子。
100%発芽してる。
一日に1cm弱伸びるようだ。と言うことは草原のは9/20頃には発芽してたんでしょう。
10/03
全体的に芽を出してます。
大きいので高さ10cmぐらい。
鉢のナギナタガヤは根が長くなってきたので深い鉢に植え替えました。
10/06
分岐しました。
根もしっかり増えてます。
ミツバチ
10/6
梅を植えた場所のすぐ上(桜の左)で昔の墓石に付いてるミツバチの塊を見付けました。
2日前からここにいたんだけど、写真に撮るのを忘れてた。
下二枚の写真は夜、静かになった頃に近づいて撮りました。
もしも日本ミツバチなら性格も大人しくクスリも不要で良い蜜が採れるんだそうです。
10/10
開墾した場所の様子。
こちらもしっかり伸びている。
酸性土壌とか、石灰をこぼした上とか、土が露出していないとかに関係なく良く発芽してます。
さすがアメリカ品種、ブラックバスやザリガニ並に元気なのね。
翌年の春
冬を越えて翌年の春です。
5/5
一斉に麦の穂みたいのが出てきました。
花芽が付いています。
秋
11/5
9月頃にはすっかり枯れて、その後で新しい芽が出ました。
特に何もしてないんだけど、勝手に種がこぼれて大量に生えてる。
畑の中にまで生えてます・・・靴に着いた種で出たのかも。
まとめ(結果)
春に生え → 夏に枯れ → 秋に芽を出し → 翌年の春にまた生える。
この状態が3年ほど続きました。
しかし少しずつ薄くなり、5年ほどで消えてしまいました。
やはり自然のままではダメなようで、毎年の種蒔きが必要なようです。
種蒔きとなれば、また最初の下地作りからとなり、手間がかかるのでナギナタガヤはやめることにしました。
この他にヘアリーベッチやクリムゾンクローバー、シロツメクサなどを試しています。

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