多年草(宿根草)を植えて野生化すれば、毎年収穫出来る・・・夢のような野菜。
ニラ、イチゴ、ゴボウ、ミツバ、フキ、ミョウガなど、かなりの種類があります。
日向だけでなく日陰に向いた野菜もあるのでご紹介します。
宿根草(野菜)
冬を越えて春になると勝手に出てくる野菜(植物)です。
手頃な場所に植えると野生化して、毎年収穫出来る夢のようなお得な野菜。
庭や畑の隅っこに植えておけば、放任状態でも収穫できるのでとても便利。
上手く根付いてくれれば半永久的にタダ(無料)で野菜が手に入る。
自宅に自然水の流れがあればクレソンも作れます。
宿根草は生育阻害物質を地下茎から出すと言われており、他の野菜の生長を阻害したり、逆に助ける可能性があります。
ゴボウ
ゴボウを野生化する。
結果が出るまでに数年かかりますが、根付けば春先に大きい葉を広げるので、直ぐに見付けることができます。
普通のゴボウの他、大浦牛蒡も野生化できます。
行者ニンニク
行者ニンニクは半日陰に植えさえすれば野生化は成功したも同然。
日向では他の草に負けてしまうので、必ず半日陰の場所に植えます。
フキの生えている場所が最良で、一緒に仲良く育ちます。
フキ(秋田フキ)
フキ(秋田フキも)と行者ニンニクは同じ場所に植えるのが一番。
どちらも半日陰が好きなので、一緒に植えてあげて下さい。
春先にはフキノトウも収穫出来ます。
タラの木(芽)
タラの木は根で増えていきます。
一本出れば翌年には数本に増えます。
意外と離れたところにも出るので、畑の脇などには植えない方が無難でしょう。
春先に芽を採ったら後は放置で葉を広げさせてやれば、翌年も大きい芽が採れます。
10年ほどで消えてしまうので、その前に飛び地の木を残しておきます。
セリ
雑草と競争中のセリ。
セリは水位の高い畑を好みます。
タンボと同程度の高さの畑なら簡単に野生化します。
一度野生化してしまえば、毎年大量に出てきます。
ただ時期によっては香りが良くないようです。
ここには植えてないのですが、勝手に生えてました。
クレソン
クレソンも栽培してみたのですが、自然の水の流れが無いと無理でした。
あれこれ試してみましたが諦めました。
アーティチョーク
アーティチョークは岩手では寒すぎるようです。
何度か栽培してますが、冬越しが上手くいかないことがあります。
もう少し地球温暖化が進むまで手出ししない方が良いようです。
わらび
土地が合えば大量に収穫出来ます。
コツは「合う場所を見付ける」こと。
ワラビが気に入ってくれれば、自分で勝手に好きな方向へ広がっていきます。
ワラビが生えると土のpHが中性の方向へ行くようで、10年ほど生やしておくととても良い畑になります。
ヨモギ
ヨモギはほぼ「雑草」扱い。
ブルーベリーを植え付ける場所には酸性のピートモスを入れるのですが、そこに大量に生えます。
この頃は田舎でも機械で全部刈ってしまうので、ヨモギも少なくなったそうです。
私の所はマジメに草刈りしないので大量に生えており、春先には近所の人が採りに来てます。
いちご
いちごも数十年レベルで放任できます。
写真の品種は宝交早生。
20年継続中ですが、5年程度で植え替えする方が大きくて甘い実になります。
ニラ
ニラも一度植えれば永久に食べられる野菜です。
ただし3年ほどで葉が細くなってくるので、太い葉が欲しいなら植え替えます。
細い葉でも構わないのなら完全に放任可能で、庭の数カ所に植えておけば雑草のように扱えます。
実際に雑草と間違えて刈ってしまうこともありますが、直ぐに生えてきます。
プランターでも育てやすく、家庭菜園ではぜひ欲しい野菜ではないでしょうか。
ミョウガ
ミョウガは完璧に永久収穫が可能。
季節になれば必ず出てくるので、遅れずに収穫し、そして採れたてを食べてください。
採れたてはアクが無く、想像以上に美味しいものです。
木の下などに根を植えるだけ。
簡単で永久に出てくるので家庭菜園向きです。
品種により収穫時期が異なるので、ずらして収穫することも可能です。
ミツバ
ミツバは数少ない日本原産の野菜(多年草)。
日本の気候や土地にあっているので、とても育てやすく、初めてでも失敗が少ないので試してみてください。
初夏に花が咲く多年草で、場所が合えば種が落ちて野生化します。
春先は良い香りですが、時期によっては香りが良くないようです。
紫蘇(一年草)
家の南角に自然発生している紫蘇。
紫蘇は宿根草ではなく一年草ですが、良い場所に植えておくと種が落ちて勝手に生えてきます。
宿根草のように毎年収穫可能になります。
こぼれ種で自然発生しますが、意外と荒れた場所を好むようで、コスモスが生えるような所が向いてます。
ご自宅で良い場所を見付けるには、あちこちに種を蒔くのが簡単です。
気に入った場所であれば、翌年の春には芽を出します。
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